暗いは悪なのか
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- Writer：小玉 祐樹
昔の日本住宅は一部屋で多機能な面があります。
テーブルを置けばダイニング、布団を敷けば寝室など様々な部屋に変化していきます。
いろいろなシーンで使用できるように、一つの照明で隅々まで照らせるシーリングライトが普及した
のではないでしょうか。
日本人には明るい部屋であっても、外国人には日本住宅の照明は明るい過ぎるといわれています。
私たちがイメージする外国の住まいは、暖炉の火の明かりで読書するなどぼんやり明るいイメージです。
かくいう私も、美しい天井というテーマで天井にはペンダントはあるが、ダウンライト等はない、主照明はなく間接照明だけで生活しています。
明るくはありませんが、特段不便も感じません。
人間、順応していくのだと思います。
明るい部屋はたしかに利便性で考えればいいのかもしれません。
しかし生活は団らん、食事、勉強、のんびりなど様々なシーンがあります。その時々でそのシーンにあった照明
も必要なのではないでしょうか。
この記事を書いた人
実施設計担当
小玉 祐樹
Koyama Yuki
