12月 初旬 雑感
さて12月ですね。
最近まで27~28℃くらいあった思いきや、もう冬ですね。
秋らしさは一瞬。
が、それでもゴルフ場をテクテク歩くと金木犀の香りも、また、セコイアの木の紅葉も美しかった。
横尾忠則さんの「寒山百得展」。12月3日までだったので、ほぼ最終日にギリギリ。
上野の国立博物館。
当然、上野公園の紅葉も美しかった。
横尾忠則展は東京に来るたびに見に行っている気がするが、このブログを検索すると
前回は2021年の10月だった。
コロナ禍に描かれた作品が中心だったが、何がすごいかって作品数。
日付を見るとほぼ3日に一枚描き上げている。
長いスパンでも10日と空いていない。
御年87歳。
かなりバカっぽい意見になってしまうが、元気だなと。
が、当然 ”若い頃バカみたいに売れた” が大前提条件なのも忘れてはいけない。
好きなものだけをクリエイトする立場は ”売れた実績”とは不可分だと思う。下世話な話になってしまうが。
おじいちゃんになっても好き勝手やっていい・・・の資格試験は少なくとも40台くらいまでに”売れる”がセット販売である。
が、元気だし、作品も最高だった。
そういえば最近立て続けに観た映画
ディカプリオ主演の「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」の監督マーティンスコセッシ。
3時間半の大作。膀胱が破裂するんじゃないかと思った。が、最高だった。御年81歳。
で、準主演の名優ロバートデニーロは83歳。
ホアキンフェニックス主演の「ナポレオン」の監督はあのエイリアンが有名な、リドリースコット。
大が3つ付く巨匠だ。御年86歳。
北野武さん脚本、監督、主演の「首」。御年76歳。
みな、元気だ。※これしか言ってない。
共通点は若い頃売れた。そして、今もなお・・・だ。
枯れることのない創作意欲を持ち続けている。
こうありたいな、という思いもありつつ、こうはあれないだろうなとも思う。
経営者はある意味、映画でいうところの裏方、ディレクター業。
創作意欲のある若い人が、気持ちよく踊れる舞台をつくるのが仕事だ。
が、やっぱり、ちょっぴりと羨ましく思う。
あと3年で50歳になる。我ながら中途半端に生きてきてしまったなとも思う。
後悔は当然のことながらしている。
が、これも生き方の一つだとも。
ちなみに、「ダーティーハリー」や「グラントリノ」「許されざる者」など代表作がずらりと並ぶクリントイーストウッドは93歳だ。次回作も決定し、撮影している。
93歳・・・・。おみそれしました・・くらいしか言えることがない。
まあ、とにかく横尾忠則さん。素晴らしかった。
神戸にある横尾忠則現代美術館にも近いうちに足を延ばそうと思う。
多作であることは、それ自体が才能なのだとも思う。