4月半ば ルール
さて、近所では田植えが始まっていますね。
蛙がゲコゲコ合唱しています。
まあ春ですね。で、もうすぐGWです。早いです。
さて、3月4月は出会いと別れの季節とかなんとかいいますが、産休で3~4人一気に社内から。
原則的にはめでたい。
で、心情としてはどうすっか。が、当然経営者としてはある。
で、諸々就業のルールなどを見ていると面白い・・・というか面白い反応がある。
こんなことをいうと怒られるかも知ればないが2つ論点がある。
・経済合理性<ルール
・不測の事態<ルール
なのかだ。
原則在宅業務を禁止しているのだが、CADの起動キーの稼働を調べると休日に設計部隊がバリバリ描いている。
これは、会社として是正すべきか。
もし「休み明けのプレゼンテーションの質を高めたい」という思いで動いているとしたら、「今すぐやめろや(笑)」と、いう経営者はこの世の中にいるのか?
だ。
ルールではNGとしているが、本人に悪意がない場合どう処するのか。こんな事はどのビジネス本にも書いていない。
もう一つ、2017年に千葉県に風速56mの大風が吹き、ゴルフ練習場のコンクリートの柱がぶっ倒れた事件があった。
で、当然、当社で建てたおうちにも木が飛んできたり、色々なものが飛来したり、雨も入ったりし、その対応でてんてこ舞いになった。100件以上の電話が鳴りやまなかった。
この時に「原則残業もしないし、休日出勤も・・・なんていうルールの範囲内で対応する」という「目の前でメチャクチャ困っている人がいるが”今はちょっと時間外なのでまた後で連絡下さいよ”と言えるかというと言えない。
これも批判を受けそうだが「ケースバイケースに決まってるじゃん・・・・」としか思っていない。
「無理させて悪い。が、今はちっと頑張ってくれ」と。
ルールは大切なのは反論の余地がない。が、ルールを遵守することが、経済合理性よりも不測の事態への対応よりも「目の前の困っている・・」よりも、優先するのか?
が、問いになる。
当然のことながら答えはない。
で、答えを自分である程度の範囲で決めてよいので社長をやっている。
これは結構、大きいかもしれない。
これも炎上する意見かもしれないが、質をあげようと思うと時間がかかるのが仕事でもある。
コンプライアンスガチガチの上場企業なまた違う事を言うのだろう。
が、今のところ僕の見解は
「悪意がない行動には、ある程度目をつぶる」
くらいしかないのではないか。
「図面を仕上げるのが遅いので、会社に黙って自宅で仕上げているスタッフ」が”仮に”いたとして、断罪する経営者はいるのだろうか。
今のところ、喜びすらしろ非難する経営者にあった事がない。
これは
「ルールはきっちり守るかがほとんど成果を出さないスタッフ」と
「ルールを度々はみ出すが成果をバリバリ上げるスタッフ」
は、混在するのが企業というものであり、社会というものである以上
特に中小企業経営者としては、「ケースバイケースでなんとかやりくりしてく・・・悪意がないのであればよしとする」しか言いようがない。
もし、明確な答えがあるのであれば教えて欲しい。が、きっとその答えをはっきり明言する人は経営者やプレイヤーではなく、批評家の類なんだろうとも思う。