春の光は、少しだけやわらかい
- Category:
- Writer:関口 正人
こんにちは。関口です。
春になってくると、なんとなく室内の雰囲気が変わったように感じることがあります。
同じ家、同じ窓なのに、どこかやわらかくて、少し明るい。
その正体は、「光の入り方の変化」です。
冬は太陽の位置が低く、光は奥までまっすぐ差し込みます。
その分、コントラストがはっきりして、少し硬い印象になります。
一方、春になると太陽の角度が少しずつ高くなり、光はやわらかく、空間全体に広がるように入ってきます。
同じ窓でも、季節によって“光の質”はまったく違う。
だからこそ設計では、
「どれだけ光を入れるか」だけでなく、「どんな光を入れるか」を大切にしています。
強い光を切り取るのか、やわらかく拡散させるのか。
その選択ひとつで、空間の居心地は大きく変わります。
家は、形だけでできているわけではなく、そこに入る光によって完成していきます。
春のやわらかな光を感じながら、そんなことを少し思い出していただけたら嬉しいです。
この記事を書いた人
設計デザイナー
関口 正人
Sekiguchi Masato