光で、暮らしの時間をつくる
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- Writer:小玉 祐樹
家に光を取り入れる、と聞くと「明るくするため」と思われることが多いかもしれません。
けれど設計をしていると、光は単に明るさを確保するためのものではないと感じます。
朝のやわらかな光が差し込む場所、日中に均一な明るさで過ごせる場所、夕方に影が伸びていく空間。
それぞれの光には役割があり、住まいの中に1日のリズムをつくっていきます。
たとえば少し高い位置から光を落とすと、空間に奥行きが生まれ、時間の移ろいが影となって現れます。
強い光ではなく、あえてやわらかく取り込むことで、落ち着きや心地よさが生まれることもあります。
光は目に見えるようでいて、実は空間の質そのものを整える存在です。
私は、ただ明るい家ではなく、時間の流れを感じられる住まいを目指して、光を設計しています。
この記事を書いた人
設計デザイナー
小玉 祐樹
Kodama Yuki