バーへのリフォーム・移転計画②「工事前に保健所で確認」
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- Writer:橋本 智恵
こんにちは、総務兼広報担当橋本です。
現在茂原市で自営業のオーセンティックバー移転計画を進めています。
前回、「出店予定地を決定」したところまでは良かったのですが、ここで気づいてしまった問題点。
それは…
・配管や柱の位置などがわかるテナントの詳細図面がない
・居ぬきで行う飲食店のリフォーム工期などまったく見当がつかないので、開業前にどれくらいの期間を確保すればよいのかわからない など…
そこで一番身近な建築のプロである弊社、エーセンスの加藤社長へ「居ぬき物件で今テナントにあるカウンターを解体し、新設する工事など。
エーセンスにて短期間で対応いいただくことは可能でしょうか?」と打診したところ、「行けるよ」とお返事をいただけました。
さっそく後日、社長自ら立ち寄りテナント内を測量。
現状のサイズ感がわかる図面を作っていただきました。
それをもとに橋本が新店舗内装設備など、ざっくりレイアウトの作成を進めます。
なお今回は「短期間での工事」が重要ポイントでしたので、「お願いする上で何に注意をしたほうが良いか?」と伺ったところ、「店舗リフォームの工事自体は約3週間。時間がかかるのは図面を作ること。だからなるべく図面の修正を少なくしたい」と回答がありました。
そのため本格的な作図を前に、出店の最終関門「営業許可」を取るための「保健所による店舗検査」で不備が出ないよう、茂原市の長生保健所へ伺いました。
そこで改装工事のポイントを下記の通り教えていただきました。
◎店舗移転リフォーム工事で注意すべきポイント
①施設内調理場には2区画以上の洗い場を設け、それぞれに単体の水栓を設置すること
②上記洗い場のうち、一か所は給湯器などにより高温のお湯がでる水栓を設けること
③厨房及びお手洗いには、上記とは別に単体の手洗い場を設けること
④施設内にて、厨房と客席には仕切りとなる扉を設けること
⑤調理場は換気ができる状態で、一定以上の明るさがあること。
⑥食器をしまう棚は、引き戸や開き戸など扉を設けること。
⑦厨房設備のまわりは、不燃性で凹凸がすくなく清掃しやすい材質の壁面であること
⑧床は水拭きができる材質であること などなど…。
※上記はざっくりな内容で、①のシンクに至っては洗い場の深さや広さ(プロ用業務用シンク設置なら大体クリアします)、⑤の明るさは●●Hz以上の明るさ など細かく規定があります。さらには食器を収納する棚は目線以下に設置するなど、一部各自治体によって詳細に違いもあるようです。(茂原市は扉付なら目線以上での食器管理がOKでした)
また最後に「きちんとした設備レイアウトの図面ができたら施工前に確認のため保健所担当までお持ちくださいね。」とお声掛けをいただき、保健所を後にしました。
お忙しいところ対応いただきましたご担当者さま、ありがとうございました。
次回は「レイアウトのポイント」を掲載します。
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