『訪れた人しか体験できない特別な空間』 ~囲われた中庭~
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- Writer:熊谷 直
こんにちは。設計士の熊谷です。
ここでは『住宅の設計に関すること』『居心地の良い空間』『お役立ち情報』等々、載せていこうと思っております。よろしくお願いいたします。
先日、愛媛県にある『伊丹十三記念館』へ建築巡りに行ってきました。
この記念館は建築家(住宅作家)の『中村好文』さんが設計した建物です。
中村好文さんは普段、『住宅の設計』を主にされています。なので、実際の建物を見に行く(住宅にお伺いする)ことは難しいのです。今回このように中村好文さんの建物を体感することが出来てすごく勉強になりました。
記念館の正面入口です。大きなエントランスを設けるのではなく、『必要な空間を必要な個所』に。
『人の使い心地を大切に』設計をしているように感じました。
普段住宅の設計をしている中村好文さんだから出来る設計なのかもしれません。
内部は『ロの字型』になっています。中庭を囲むように『受付・shop』→『展示室』→『Cafe』→『収蔵庫』と計画されていました。
また、中庭を囲むように丸い柱が建っており、この柱の何本かは、柱とデザインを統一した『雨樋』になっていました。
細かいデザインの積み重ねが、全体のデザインにつながってくると感じられる事例でした。
中庭の周囲には回廊と呼ばれる『デッキ部分』に『ちょこんと腰掛けられる椅子』がありました。
プライベートな空間で、静かに『自分に向き合う場所』がとても居心地のよい空間でした。
『囲われたプライベートなお庭』、『訪れた人しか体験できない特別な空間』をつくることができる
『中庭』は住宅の設計でも活かせる面白いアイデアです。
『人の使い心地を大切にしたお家』に興味があるという方がいらっしゃいましたら、是非一度お話ししてみませんか?
いつでもお待ちしております。
また、お家づくりに関する『ちょっとした疑問』や『こんなことをやってみたい』など、お気軽にご相談ください。
何かしらのお役に立てればと思っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。