『無鄰菴』　～庭がある意味～

こんにちは。設計士の熊谷です。

ここでは『住宅の設計に関すること』『居心地の良い空間』『お役立ち情報』等々、載せていこうと思っています。よろしくお願いいたします。

先日、京都にある『無鄰菴』に行ってきました。無鄰菴は庭園が有名で、近代日本庭園の傑作といわれております。

庭には琵琶湖から引いた水が流れ、人が歩けるような道もあり『見る庭』だけではなく『体感する庭』としても楽しめる空間でした。

また、この建物の良いところは『外の庭』と『中の庭』2つの庭を楽しめるところです。

玄関を入った正面には『ロの字型』の中庭があり、

周囲は部屋に囲まれているので異なる方向からでも庭を楽しめるようになっていました。

また、『中心に庭』があることでそれぞれの部屋を完全に分断するのではなく、部屋と部屋を緩やかにつないでいるような空間になっていました。

その他の場所にも『外のような』『内の空間』、曖昧な空間を演出する手法としても中庭が計画されているところもありました。家のあちこちに、さりげなく『外を感じられる居場所』があると『心地よい空間』になるのではないかと思い、日々の設計にも取り入れております。

『自然を感じながらお家で過ごしたい』という方がいらっしゃいましたら、是非一度お話ししてみませんか？

いつでもお待ちしております。

また、お家づくりに関する『ちょっとした疑問』や『こんなことをやってみたい』など、お気軽にご相談ください。

何かしらのお役に立てればと思っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。