『廣澤美術館』~建築と庭の関係~
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- Writer:熊谷 直
こんにちは。設計士の熊谷です。
ここでは『住宅の設計に関すること』『居心地の良い空間』『お役立ち情報』等々、載せていこうと思っております。よろしくお願いいたします。
先日、茨城県筑西市にあるザ・ヒロサワ・シティ『廣澤美術館』に行ってきました。
この美術館は『隈研吾さん』の設計です。この美術館を囲むように『作庭家の斉藤忠一氏による日本庭園』『ランドスケープアーキテクトの宮城俊作氏による2つの庭』が計画されており、建物だけではなく庭も楽しめる美術館でした。
『建築と庭を楽しむ』というコンセプトのために、建物と外部空間の距離が近くなるように設計されている箇所がいくつかありました。
まず1つ目は水との距離です。『室内の床高さ』と『水面』がほぼ同じ高さに計画されており、まるで水の中に座っているような空間でした。
2つ目は、庭との距離です。『ウッドデッキと庭の段差』が最小限に抑えられており、庭に降りるための階段がなく、
『庭との一体感』がより感じられるような設計になっていました。
『建物と庭の距離を近くする』地面になるべく近いところに人が座る空間をつくってあげることで、庭との連続性や居心地の良い空間をつくることができます。
高さを通常より少し抑えてあげるという『小さな気遣い』ですが、この小さな気遣いの積み重ねが『居心地の良い空間』をつくる上で大切なのかなと考えています。
『お家づくりをこだわりたい』という方がいらっしゃいましたら、是非一度お話ししてみませんか?
いつでもお待ちしております。
また、お家づくりに関する『ちょっとした疑問』や『こんなことをやってみたい』など、お気軽にご相談ください。
何かしらのお役に立てればと思っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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