『人と植物』が共生する植物園。~牧野富太郎記念館~
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- Writer:熊谷 直
こんにちは。設計士の熊谷です。
ここでは『住宅の設計に関すること』『居心地の良い空間』『お役立ち情報』等々、載せていこうと思っております。よろしくお願いいたします。
先日、高知県にある牧野富太郎記念館にいってきました。この建物は建築家『内藤廣さん』が設計した建物です。
この記念館の牧野富太郎さんという方は植物博士です。ここでは資料の展示はもちろん、植物の研究活動も行っているそうです。そんな植物たちを見ることができる植物園にもなっており、地域の人の『憩いの場』になっています。
また、この記念館は『自然』と『人間』が共生している仕組みを壊さず持続させていく『サスティナビリティー』という考え方がひとつのテーマになっています。なので建物も『自然と一体化』、『植物のなかに建物がある』ように設計されていました。
この植物園の大きな特徴として、『広いウッドデッキ』と『深い軒下空間』が計画されていました。『植物には陽の光をたくさん浴びれる居場所』を『人には屋根がかかっている居心地の良い空間』が用意されており、同じ空間でもそれぞれに適した居場所を創ることで、人と植物の共生を実現しているのかなと思いました。
プランを描くときは、『軒下空間』と『そこから見える景色』を大切にして設計を行っています。周りの環境が良ければ取入れることはもちろんですが、住宅街に囲まれた土地の場合にどのように外部の環境を取入れるかが設計の醍醐味になるのではないかと考えています。その際に考えるのは、計画している建物のことだけではなく、風や光、外構の計画。植栽を綺麗に見せるための照明などなど、、、ここではお話ししきれないこだわりがたくさんあります。
『そんなこだわり』に興味があるという方がいらっしゃいましたら、是非一度お話ししてみませんか?
いつでもお待ちしております。
また、お家づくりに関する『ちょっとした疑問』や『こんなことをやってみたい』など、お気軽にご相談ください。
何かしらのお役に立てればと思っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。