2026年4月初旬 現実
住宅業界でおおよそ20年が経ちます。
リーマンショックやコロナ禍など何度か大きな「市場危機」のようなものがありました。
よく優秀なコンサルタントがいう「未来を予測する経営」とやらがありますが、おそらくそれは無理で。
コロナ化禍を言い当てられないし、トランプさんがイランに軍事攻撃をすることも世の経営者は予測していない。
当たり前ですが、目の前に現れた現実、その容赦ない現実に「手を打ち続ける」が正解に近い。
落語家の立川談志が言った。
「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と言うんです」
「本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬しているほうが楽だからな」
「よく覚えておけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方がない」
そう、現実は正解なんだというのは至言だと思う。
ロマンも愚痴も、自己憐憫も、嫉妬もせいぜい自己の内面問題。それをこねくり回してスタッフの給料が出るならそれでよい・・・が現実は違う。
という訳で連日のニュースとメーカーからくる連絡は以下の通り。
これでも情報の半分程度。工事原価は絶対に上がり続ける。
現在が一番安い・・・・は圧倒的な現実だ。
ホルムズ海峡の影響が本当に出てくるのはおそらく7月前後からだ。メーカー、資材の値上げの本番はこれからだ。
現実だ。
我々はこの現実にただただ向き合うのみだ。
繰り返すが談志は言った。
「現実は正解だ」
塗料】 日本ペイント、シンナー製品で75%値上げ(2026/3/25)
関西ペイント、シンナー製品50%以上値上げ(2026/4/2)
三協化学、中東情勢の影響に伴う受注回答納期、出荷納期・数量制限についてのお願い
【石膏ボード】 吉野石膏、石膏関連製品6月出荷分より20%値上げ
【断熱材】 カネカ、カネライトフォーム4月出荷分より40%値上げ
デュポン・スタイロ、スタイロフォーム5月出荷分より40%値上げ
フクビ化学工業、4月以降価格改定を実施予定、同時に副資材の入荷も不安定になる可能性があり、製品の供給・受注制限の恐れ
旭化成建材、中東情勢悪化に伴うネオマフォーム、ネオマゼウスへの影響について→受注制限、納期調整、生産停止
田島ルーフィング、ウレタン防水材「オルタック」など一時受注停止
【塩ビ管】 積水化学、水道用の塩ビ管値上げ
【クロス、床材】 サンゲツ、中東情勢の緊迫化に伴う商品供給への影響について
今後の情勢によっては商品供給量の減少及び制限、納期変更、価格改定などが発生する可能性 東リ、中東情勢緊迫化に伴う弊社製品に関するご案内
【サッシ、浴室、トイレ他】 LIXIL、4月受注分より4~15%値上げ(2025年11月に発表されていたもの)
YKK AP、5月受注分より5~10%値上げ(2025年12月に発表されていたもの)
【アスファルト】 前田道路、アスファルト合材の販売価格改定(%明記無し)
アスファルト各社の対応
日新工業、アスファルト防水材など4/21出荷分より40%値上げ
【生コン】 「生コンがつくれない」材料運搬船の重油枯渇、工事停滞の懸念
【鋼材】 日鉄建材、建設用鋼材を値上げ 4月引き受けから10%程度
日本製鉄、棒鋼、線材を約5%値上げ 4月から
神戸製鋼所、4月契約から厚鋼板を値上げ
共英製鋼、異形棒鋼を4月契約分から値上げ
【アルミ】 ホルムズ封鎖でアルミに供給懸念、飲料缶や車向け 大手は豪州で代替
【屋根】 旭ファイバーグラス、7月から屋根材など値上げ 部材の入数変更も
【配線制御機器】 三菱電機 配電制御機器 最大80%値上げ