2026年 1月中盤 頭上の敵機
かなり昔の作品ですが「頭上の敵機」という映画があります。

第二次世界大戦の空爆をテーマにした映画です。
ダベンポートというある指揮官がいます。
部下のミスも失敗もかばい、表ざたにせず、よく話を聞き、意見を取り入れる部下思いの”良い上司”でした。
後任のサベージ准将という指揮官が派遣されます。
彼はいわゆる鬼上司で、訓練も厳しく、ミスをしたやつや約束事を守らない部下をガンガン降格させました。
部下の合言葉は「敵じゃなく、あいつに殺される」でした。
ダベンポートとサベージ。
理想の上司と鬼上司。
が、サベージ就任後、成果がガンガン上がっていきます。なにより”被撃墜率”がさがり、その部隊の戦死者は劇的に減っていきました。
戦場での”部下思いとは?”を考えさせられる映画です。
ドラッカーのいうリーダーシップが耳を痛くする。
自分の”優しそうにみられたい”という個人的なエゴが戦死者を増やす。
①リーダーは真摯さと確信を持つ
信頼とは、リーダーを好きになることではない。常に同意することでもない。リーダーの言うことが真意であると確信を持てることである。それは、真摯さという誠に古くさいものに対する確信である
②リーダーシップは資質ではなく仕事である
リーダーシップとは人を引きつけることではない。仲間を作り、人に影響を与えることでもない。リーダーとはまず組織の使命と目標を見えるように明確にして他者に示すものである。そして目標優先順位や基準を決め、それを維持することが求められる。
③リーダーシップとは責任である
優れたリーダーは、常に厳しい。事がうまくいかないとき、そして何事もだいたいにおいてうまくいかないものだが、その失敗を人のせいにしない。
(「プロフェッショナルの条件ーいかに成果をあげ、成長するか P.F.ドラッカー著 上田惇生訳)
厳しさを持ち続けるのは難しい。年も取る。そこからおりた企業から順番に市場から退場している。
サベージのいない、許容されない社会になった。それは自明だ。
が、それでも、それなりの戦う必要はあるのだろうとも覚悟している。
仕事に対し、顧客に対し、また自分たちが手掛ける商品、ものつくりに対し、真摯でいたいだけなのだ。
企業は目的を持った組織体で、互助会ではないのだから。