2025.06 終盤 「国宝」は最高傑作だった
さて、暑い日が続きます。
軽く30°超えてきます。もう顔も腕も真っ黒です。
忙しいと言われれば忙しいですと答えます。
経営者としてよくないなと思いつつ、クリエイティブに興味がなくなった”数字しか追わない経営者”が運営する会社に、魅力も色気もあるのか?という自問でもあります。
深いクリエイティブも大事だし、雇用を守り、雇用を増やす、という事業スケールも大事でなのです。
成長と維持、攻めと守り、効率化と人的サービス、タレント性と属人性と再現性。
どこに重心をおくのが正に、経営者の個性であり、企業のにおいみたいなことになるんだろうと思います。
昔から隣の芝生は青く見えないタイプなので、今後もインデペンデント。面白いと思える事業規模と運営をしていこうと思います。
さて、まったくもって話は変わりますが映画「国宝」はあまりにも良すぎた。
原作も読んでおらず、”歌舞伎リテラシー”も低く、かつ、3時間と聞いて、どうかなと思っていたのですが、大傑作でした。
ここ10年の日本映画では最高傑作では。
李相日監督の”フラガール”も”悪人”も”怒り”もよかったが別次元に行ってしまったという感がある。
とにかく素晴らしかった。
吉沢亮さんも横浜流星さんも渡辺謙さんも素晴らしかったが、何より田中泯さんが素晴らしかった。
女性陣で出番は少ないが見上愛さんが素晴らしかった。
これで歌舞伎というある種閉じた世界の芸事に興味を持つ人が増えるのではないか。
才能の物語の「アマデウス」にも似ているし、様々なことを犠牲に自分が表現したいことをやるという「風立ちぬ」にも似ている。
屋上のシーンはヒースレジャーJOKERを超えた。
3時間、あっという間だった。
これは映画館で見るべき映画、かつ、出来ればIMAXで観ることをお勧めする。
皆様におすすめの休日の過ごし方を伝えたい。
2000円とコーヒーとポップコーン代700円を握りしめて映画館へ。
邦画をあまりみない自分が推す、日本映画の大傑作だった。