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12月末

さて会社オフィシャルでは今日からお休みです。

 

皆で大掃除をし、本社組は山積みになっていた丸太を完割り。

 

薪ストックがかなり出来た。

 

さて、今年も終わりです。

 

トラブルが何もおきない年はないですね。コロナ2年目にウッドショック、半導体不足で給湯器や照明器具の一部がそもそも日本国内にない。

 

ほぼ年始の予測や計画に意味がなく、目の前に現れた社会の問題にさっさと手を打ち続けるしかないですね。

 

考える、決める、手を打つ、修正する。

 

ある意味、中小企業には民主主義は向いていない。

「みんなどうする??」は何も解決しない・・・なと。

 

解決される課題と、そうでもない課題を観察すると「一番最初にリスクをとる人間がいる」がある。

 

「ここに問題がある。ここに不足がある。解決すべきだ」と口で言う事と

「私がそれを解決する」と宣言し行動することはかなり違う。

 

問題を見つける、欠点を発見する、重要な能力だと思うが「私がそれを解決する」をいう人は少ないし希少な能力、素養だなと思う。

 

それはそうで、わざわざリスクを取りに行く人は少ない。

声高に課題を指摘する集団に「では、先頭に立って解決のための行動をしてもらっていいですか?」と、なると「それは私の仕事ではない」「他に適切な人がいるでしょう」という返答まで1セットになっており、ある意味様式美になる。

 

問題の発見、指摘、は「解決にのりだす」よりもかなり気楽で数が増える。外に出ずに机に座って出来る。SNSを少しのぞいてみるとそれはさらに顕著だ。僕はほぼ見ないようにしている。

 

どんなに小さな問題でもリスクをとって解決に向かうとそれなりのダメージがある。相手を傷つけてしまう可能性もあるし、自分も嫌われてしまうかもしれない。

 

が、年を取ると少し考え方が変わる。

一匹目の猿を経験すると、痛みを帯びながらも経験値と充足感がチャリンと入ってくる。痛みと同時に「身銭を切った」事で社会、世間が少し変わった事を実感でき、それは自信の積み上げになる。これは相当ぶれない自信になり、最高のポータブルスキルになる。

私は状況がそうだったので、そうならざる得なかったがラッキーだったと思う。

 

リスクを回避し回避し回避しまくる欠点もある。
小さなリスクも回避し続けると、避けられないリスクが来たときの「リスクの見立て」が出来ず、そのリスクを取った時のダメージの大小も想像できない。過剰にリスクを恐れてしまい、遠回りが癖になる。リスクをクリアした果実を手に出来ない。

集団の中にリスクテーカーが一人もいないとその集団は悲惨になりうる。

永遠に出てこない一匹目の猿を待ち続ける、傍観者タイプと批評家タイプの集団になる。

想像するだけでゾッとしてしまう組織だ。

 

停滞した(する)組織はリスクテーカーが不在の組織なのだろう。誰も「では私がその課題を解決します」と言わない。傍観者と批評家はそのリスクテーカーの細かな粗を探し、指摘し、手を動かさない多数派が「ほら見た事か」と少しだけ優越感に浸る。それほど傍観者、批評家はコスパがいい。
自分を賢いと思いたい人、思われたい人には打ってつけのポジションなのかも知れない。

 

一匹目の猿気質は素養なのか、自己研鑽なのか、環境のなせるわざなのか分からないが、貴重だ。
たとえ、その時の「打ち手」が間違いであっても、称賛されるべきだと思うし、そういうカルチャーを持つ組織に憧れる。目指すべきだとも思う。

 

世間の「総ツッコミ社会」の中では「ボケ」が不足している。みな2の線で賢くみられたい。

が一匹目の猿には価値がある。私が部下だったらきっとそういう人を慕うだろうなと思う。

 

やっぱり「手を動かす人は信用できる」という言葉は信用できる。

良いカルチャーを作りたい。本当に。

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