2月 はじめ
少し遅めですが、明けましておめでとうございます。
まずは、北陸地方にあった一連の災害、被災にあわれた方に心よりお見舞いを申し上げます。
一日も早い回復と復興をお祈りしております。
とくに何が出来るわけではないですが、少額ではありますが募金をさせて頂きました。と、被災地ではない場所にいる我々は出来るだけいつも通りの日常を過ごすことを。
”その時”が来たら北陸に行き、地の物を買い、食し、愉しみたいなと思います。
また、空港での事故もありました。
JALのオペレーションは見事・・・といいたいですが、北陸支援に向かう、海保の方が亡くなられている事を考えると、中々難しい心境です。
が、同化して落ち込んでも仕方ないので、こちらはこちらでしっかり生きるということです。
仕事は始まっています。
日本は緩やかにですが縮んでいきます。
人が増えていた人口ボーナスが終わり、経済も劇的にはきっと強くはならない。
移民も増え、おそらく現在をピークに治安は悪くなっていくと思います。
価格とサービスのバランスも、今の過剰サービス社会がおわり、「価格なりのサービス」になっていくと思います。
世界的にみたら恐ろしい程に、安く、衛生的で美味しい飲食店もグローバルな”値付け”のようなものにならされていくと思います。
奇跡のような交通インフラの”時間通り感”も、人手とリソース不足で保てないと思います。
徐々に漂白された社会になっていき、”粗野だがエネルギッシュ”のような属性の人は排除される社会になると思います。
きっと宮崎駿が今、現役ど真ん中だったらパワハラで訴えられて潰されている。
スタジオの中で怒鳴り散らしている(笑)
黒澤明も蜷川幸雄もきっとそうだろう。
是非はともかくそれでいいのだと思います。
30~40年前の電車には灰皿があり、通勤電車の中で皆が煙草をスパスパ吸っていたし、
電車のトイレは線路に垂れ流しだった。
公害に溢れ「環境よりも経済の成長」だった。
30年前は、いじめも多く、殺人の件数も今よりは2.5倍あった。
かなり粗削りだったが希望があった。
もしかしたら100年後の哲学者が「ある時期の日本は理想的な民主主義を体現していた」とかいう時がくるかもしれない。
が、それでも未来の日本が、世界がいまより良くなると確信している。
これから、皆、少しずつ窮屈を許容し生きることになる。が、幸福の総量は増える。
そんな社会になるんだと思う。
繰り返しますが是非ではなく。良いも悪いもない。
その中で各々が楽しみをみつけていけばいい。
バカみたいに仕事をし、バカみたいに遊ぶ。はきっともう過去の価値観だ。
価値観のアップデートをし、社会への順応を必要とするのは、いつだって若者ではなく”年上”なのだ。
これからくるであろう新しい価値観の端っこで生きていこうと思う。