自信
自信がある人と、自信がない人がいる。
正しくは自信ありげに見える人と、自信が無さそうに見える人がいる。
自信のなさはあらゆるところに影響する。
自分の意見を言うと否定されそうで、意見しない。基本的に他人にどう思われるかが思考の主軸で、「間違えてもいい」と思えない。概ね自信が無い人は「プライドが妙な所で高い」と思う事がある。とにかく自分が下に見られるのが許せない。
言葉尻全てに予防線を張る人もそうだろう。
「一応〇〇さんに確認してもらってるんですが~」
と、最終的なジャッジは私がしたんじゃアピールが言葉の端々に感じられる。
これも基本的に「間違ったのは僕じゃない、私じゃない」感が強い。
「誰にどう思われようが、やり切る。結果を出し続ける」という腹を括る瞬間がない。
自信はどうやったら得られるのか。
難しい。
一つは、過去から現在まで積み上げてきた「社会的実績」ということは間違いない。他者評価が自分の自信になる。残念ながら。
もう一つは、小さな事から中くらい、大きなことまで、何かを完遂した「やり遂げた経験の回数」しかない。これは他者評価を介在させない。何だってよい。一日50回の腕立て伏せを365日やりきるでも良いし、試験勉強でも良い。
自分で決めたことを必死にやり切った回数。これしかない・・・・気がする。
自信がある人は笑いものになれる。笑われたところで自己評価は変わらないからだ。
「間違えない」「恥をかかない」「否定されたくない」が思考のベースの人には出来ない事が簡単に出来る。
あるスタッフに「論理的な伝え方を訓練するにはなにが最適か?」という質問を受けた事があり、中々難しいだろうなと思いながらも自分なりの答えを伝えた。
「毎日、一日も欠かさずブログ、文章をかけば一年後見違えるほど変化してるよ」
が、実行する人はいない。
自信は「自分で掲げたルールをやり切る」事でしか得ることは出来ない。