目線
サービスのクオリティを上げる決意をすると、最大の難関はチームに蔓延している現状維持バイアスになる。
私も含めて、スタッフ全員、1人の例外もなく、ストレスを感じる事になる。
今まで、OKだったラインはNGラインに様変わりし、今まで言われなかった指摘は増える。
瞬間的に社内はピリピリムードになる。当たり前だけど。
ストレスのない心地よいコンフォートゾーンを広げるっていう作業はそういう事なのだ。
僕は経営者だけど、意外と自由はない。
その中で唯一って言っていいくら自由に決めて良いのが、「クオリティライン」だ。
サービスの質、デザインの質、スタジオの質、接客の質、現場の質、商品の質、そして速さ。
この「クオリティライン」は、誰にはばかることなく勝手に決めさせてもらおうって思う。
それぞれ、「自分らしさ」を追うのは自由だし、賛成だし、素晴らしいと思う。
ただし、絶対に譲れないラインがあるのだ。速さ、サービス、デザイン、全て。
目線を上げるということはそういうことなのだ。
そして、一度上げた目線を下げる事は2000%くらいない。少なくとも僕は下げるつもりがない。