戸田さん
元日本代表(サッカー)の戸田和幸さん(日韓W杯の時は赤い髪だった)の解説がメッチャ良くて、DAZNも地デジも結構楽しみにみている。
で、その戸田さんが慶応大学のサッカー部のCチームを一年限定でコーチを依頼され、将来監督を目指しているのもあり、その要請を請けた。
で、一年受け持った時の感想や雑感を、先日動画に流していて、とても面白かった。
まず、そのチームの全員がプロに行こう(なろう)と、思っていない。
試合をする相手のチームはプロ志望がゴロゴロしている育成リーグの一部。
Cチームが育成一部リーグで戦う難しさ。
戦う相手の映像はないので分析は皆無。
戸田さん自身が、日本代表や、プレミアも経験している「意識レベル」ギャップ。
でも、勝って残留したい。
が、前提。
要はプロでもなくサッカー第一でもない生徒さんを指導。
で、接して、指導していると課題が出てきた。
直接指導している生徒さん以外が、他人事。
練習で出来ていることや約束事はほぼ出来ない。
ふざける、何をやってんだって、心の中で毎秒思っていた。
そんな状況で、何をしたのか。これは至言だった。大きく二つで
1:チームにとって大切な事を一つに統一し、プレイ中迷わないようにする。
2:課題のプレイ動画をチーム一人一人にラインで送った。
(動画を切り貼りし、課題と解決策を全員に1人ずつ)
当初、週3回の指導でっていうオファーだったが、それでは、全く生徒さんが聞く耳持ってくれないと思ったらしく結局フル稼働にしたらしい。
全員分の動画を撮り、課題を提示し、解決策をその生徒と一緒に考え、チームとして最も大切にする「ボールを大切にするサッカー」へ向かう。
アルバイトでだ。
やっぱり、日本代表に行く人はここまでやる。
僕はそこまでやっているか?
チームビルドに迷いや悩みを持っていたが、何もやってないに等しい事に気づく。
伝える努力も、かける時間も含めて。
恥ずかしくなってしまった。悩むことすらおこがましいレベルだった。
チームは自然発生的に意思統一しないし、自然発生的に目線も上がらない。
そこに、血のにじむ努力は必要なのだ。