年末感
今年の仕事も今日を含めてあと2日。(28日からお休み頂きます。)
今年はコロナもあり、恒例の餅つきは中止。残念。
土日と最終日が重なったので、最後の最後までスタジオは賑やかですね。
(きちんとコロナ対策は・・)
いつもこの時期は「あっという間だったね」と思うのだが、今年は長かった。(と感じている)
コロナ前、コロン後でマインドが切り離されているからか、
今年の前半戦の事がかなり過去の事のように感じる。
1~3月、何をやったっけ??だ。
当然、今年は映画も40本程度しか観に行けなかった。
コロナがあり、仕事の仕方は世の中的には大きく変わった・・・・といわれている。
が、正直言うと、大きな変化はなかった。
テレワークを導入したりしたが、現場は現場で動いている(当たり前か)
落ち着いてきた9月以降、正直に言うとここ10年で最も忙しかったのではないか。
手で水を救うような日々の中、大急ぎで走った。そうせざるを得ない状況だったのだ。
が、当然、その水の多くはこぼれ落ち、もう拾うことはできない。
後悔しているかと言われれば、している。
が、やり直したいかといえば、そうは思わない。そうなる流れだったし、必然だったし、良い悪いの波は必ず等価になることを、経験上知っている。
大工や左官屋さんの手仕事で仕上げていく工程が多いので、大量に簡単に量産できるタイプの家ではない。
来年の着工、完工数に限りがある。
職人さん、会社、ユーザーにとって大切なのは、商品のクオリティ、安定した受注、常に仕事がある・・というのは特に職人さんにとっては大切で、どれを欠いても企業は長続きしない。
と、考えると、来年の冬までの着工予定がほぼ埋まっている。
ホスピタリティ、良い体験というサービス業と、正確かつ速さを求められる製造業、商品開発をするメーカーという3つの側面がある。
全てを高見で安定させる必要がある・・・し、その高見の設定は僕の視座が決める。
「許せないライン」は年々あがっていき下がることはない。基本的に周りの社長さんでおおらかな人にあった事がない。みな、どこかピりっとしていて、これも必然だと思う。
「順調ですね。」と声を掛けられる。(ことがある)
にこりと笑いながら「どこが?」と言う。
「不足」を「マンパワー」と「無理」でどうにか埋めている。
僕らの天敵はやっぱり、シニシズムとニヒリズムだ。
若い時、わかっちゃった感を悟ちゃった感を出すのは100歩譲ってわかる。そういう時期もある。
が、40ももう半ばで50が見えてくると、シニシズムなんか持って、気取ってる時間も、暇も、残り時間も大してないと気付く。
合言葉は、「今を必死にやっとけ。なりふり構わず生きろ」くらいしかない。
良い刺激が周りにはあるのはありがたい。
優秀な人はドライではあるが、止まらず手を動かし、手を打ち続けている。
「一万時間の法則」を提唱したマルコムグラッドウェルは努力を「累積するアドバンテージ」といったが、まさに、その1㎜を積み上げるしかできない。
コロナの余波はきっと来年も続く。
バタバタする日々が続くことは自明だが、そのバタバタの日々もまた楽しい事も自明だ。