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2025年9月 初旬 夏の終わりの散文

 

さて、夏の終わりとか言っておきながら、暑い日々。概ね35℃前後。

 

10月まで30°近くをうろうろするらしいです。

 

暑さ

これが今後の夏のスタンダードになるんですかね。

動物を飼っている家なんかは、24時間エアコンつけっぱなしがデフォルトで、

色々小難しい機能がたくさん付いているサラサラとか人感とかのものより

「長時間つけっぱなしで、かつ、壊れにくい」

みたいな”体育会系”なエアコンの方が重宝されるんじゃないか。

と、思ったりします。そういえば今年、つけ始めてから一度もリビングのエアコン消していないな。

 

 

体力

体育会系といえば、アントニオ猪木さんが「元気があればなんでもできる」と言っていましたが

学生時代よりも、社会人になって、かつ40歳超えると実感します。

仕事のパフォーマンスは、いわゆる”業務”以外の時間の経験値という幅そのものが影響するので

休日もアフターシックスも関係なく人にあったり、専門書を読むとかも、カルチャーに触れにいくとかも、

全部裏打ちされるのは体力。

一番大きいのは集中力の持続力問題があって、48歳になり自分が失ったものはこの”集中力の持続力”

逆にいうと若いころよりも瞬発的に良いプロダクトをつくるのは器用になった。

また、「ご機嫌でいる」にも体力が必要で、寝不足や体調不良では”ご機嫌タイム”も持続が難しい。

ベースは体力だなと。

良く動き、よく食べ、良く寝ろ!としか言えないが、50歳を目前に切実だなと思う。

炎天下の中、6時間外をフラフラ歩き回る、ゴルフに付き合ってくれる友人には感謝しかない。

 

 

インプット

業務以外の時間の使い方、幅が大切だなっていう話をしましたが、先日ふらりとカナダの西海岸へ。

何度目かは忘れましたが、出がらしのクリエイティブストックを少し補充しないとなと。アウトプット過多の日々に辟易していたので。

いくつかの街と別荘街をまわり。

治安は悪くなったといわれていたがそれも感じず。

日本人は減ったな~と。

街つくりと緑の景観、当たり前に大きな樹木の中に佇ませる設計など、やっぱり建築の好みはこちらだなと。

ヨーロッパの建築も大好きだが、地政的に軒の出ないフォルムと石つくり。

木造と葉影と深い軒、やっぱり好みはカナダだなと。

30°超えていたが空気はサラリと。夜は16°くらいまで。

夏場こちらで生活できたら幸福だろうな、ってくらい日本に帰ってきたら暑かった。

相変わらず時差ぼけはひど過ぎたが、定期的に訪れたくなる。

来年はパームスプリングスに行ってミッドセンチュリーを嫌ってほど浴びてこようと決意。

 

札幌

カナダから帰国後すぐに札幌。

どうも北づいている。そして涼しいのはありがたい。

ホテルのコンセプトメイクとプロデュースをした物件も絶賛建築中。

来年の夏過ぎのオープンに向けて、最終的な内装の打合せ。大詰め。

相変わらず、すすきのも札幌の駅周りも海外の方が多く。

インバウンドは堅調なんだと思う。

札幌は緑を上手く街つくりに取り込んでいて凄くバンクーバーに似ている。街自体の小ささも。

良い街と悪い街というと語弊があるが、好きな街は散歩道、散策、サイクリングなどがしやすい。が自分は大きい。

インバウンドは当然欠点もある。オーバーツーリズムや治安。

地味だけど電車内の大きなキャリーケース問題みたいな小さな問題も。

が、日本国はインバウンドを増やす・・と国が決めたのだから、仕組みやルールや迎える側の施策は必要に思う。

どでかいキャリケースを持ってくる海外の人が新幹線に乗った時に、置き場の設定が一切ない・・・とか。

問題があるから、やめろ、では経済的なシュリンクが加速してしまうので、

どうやって海外の方にお金を気持ちよく落としてもらうか。

方法論の問題だと思う。やれることはたくさんある。

 

 

 

経験とインデックス

海外の建築をみたり、新しい仕事を経験させてもらったりとありがたい限り。

が、やはりこの年齢になるとそれらは「インデックス」が増えているという感覚以上にはならない。

10代のころに1か月くらい東南アジアを貧乏旅行をした。民家を泊まり歩きストリートチルドレンにお金をせびられ

近くで拳銃の発砲音が聞こえた。あの時の経験は血肉になり、いわゆる「それほど衛生的ではないもの」の耐性もついた気がした。

実体験だけではなく、若いころの読書体験や映画体験。その時に出会った人の言葉や出来事は

大げさに言うと”自己の確立”に多分な影響をしている感覚。血肉になっている。僕自身の生き方を定義した感覚。

が、30代を過ぎてもうすぐ50歳の自分がいかに今、様々な経験を積み、名作を観て、”すごい人”に会って話をきいたとしても、「インデックスが増える」という感覚にしかならないのだ。要は「こういう場面でそういうことを言った人もいたなという索引」が増える。経験したという索引は増えるが、血液の中に溶け込んで自分事化しない。これは血肉になった経験とは一線も二線も画す。

年齢のせいなんだろうなと思うと同時に、インターネットの影響もある。

身体性を伴わないが「観た気、行った気、経験した気」になりやすい。

誤解を恐れずに言うと知った気になりやすい。

強烈な人生を変えるような読書体験も、映画体験も、どれだけ大きな仕事をしても、今後得られるのは索引が増えるという事柄。

悲しくあるが、それが年齢を重ねるという事なんだとも思う。

 

というわけで、夏はもう少し続きそうです。皆様ご自愛下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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