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注文住宅でおしゃれなデザインの事例を紹介!建てる際のポイントや注意点も

家をたてるうえで、「おしゃれな住宅を建てたいけれど、イメージが固まらない」という悩みを抱える方は多くいます。

 

注文住宅のデザインは、カタログの写真を選ぶことではなく、自分たちの暮らし方を形にしていく行為です。屋根の形や角度、外壁の色や素材などの組み合わせで印象は大きく変わり、外観のデザイン選びが住まい全体の満足度を決めるといっても過言ではありません。

 

この記事では、エーセンス建築設計が実際に手がけた事例を交えながら、注文住宅のデザインスタイルの種類や外観・内装の決め方、そして失敗を避けるための考え方を紹介します。「見た目の好み」だけでなく、暮らし心地から逆算して外観を考えたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

エーセンス建築設計

 

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【注文住宅における代表的なデザイン】

 

注文住宅のデザインには、さまざまなスタイルがあります。

 

しかし大切なのは、「どのスタイルが正解か」ではなく、「自分たちの暮らし方に合うのはどれか」を見極めることです。暮らしに合うデザインを選べれば、自宅で過ごす時間がより快適かつ安らげるものになります。

 

ここでは、代表的な7つのデザインスタイルを紹介します。それぞれの特徴を知ることで、理想の外観像を言語化するための手がかりにしてみてください。

 

◆ナチュラル

ナチュラルは木の温もりや自然素材を活かした、温かく落ち着いた雰囲気が特徴のスタイルです。無垢材の外壁や板張りのアクセント、植栽との調和によって、時間が経つほどに味わいを増す佇まいをつくれます。

 

子育て世帯や自然豊かな郊外に家を構える方に人気がありますが、私たちエーセンス建築設計が手がける家も、この「ナチュラル」の考え方を根底に持っています。

 

ただし、ナチュラルとひと口にいっても、素材の選び方ひとつで印象は大きく変わります。たとえば、漆喰の外壁と板張りのバランス、軒の深さによる陰影などの設計によって、「なんとなく木っぽい家」と「本物の素材が息づく家」にはっきりとした差が生まれるのです。

 

また、ナチュラルスタイルはエクステリアとの相性が非常に重要です。建物単体で完結するのではなく、アプローチの素材や植栽の樹種まで含めたトータルデザインが、完成度を大きく左右します。

 

◆シンプルモダン

シンプルモダンは無駄を省いたミニマルなデザインで、白・黒・グレーなどの無彩色を基調とするスタイルです。直線的なフォルムとフラットな屋根が特徴的で、都市部の住宅街でもすっきりと映えます。機能性とデザイン性を同時に求める方に支持されています。

 

一方で、設計者の力量が問われるスタイルでもあります。装飾が少ない分、窓の配置や外壁の目地、素材の質感といったディテールがそのまま外観の品質に直結するためです。

 

注意すべきなのは、素材選びを誤ると「無機質で冷たい印象」になりやすい点です。エーセンス建築設計では、シンプルモダンを志向する場合でも、自然素材をポイントで取り入れることで温かみを残す設計を心がけています。たとえば、外壁の一部に板張りを加える・玄関周りに無垢材を使うといった工夫で、冷たさを感じさせないバランスを取れます。

 

◆和モダン

和モダンは、日本の伝統的な建築美と現代のデザインを融合させたスタイルです。木格子や深い軒、土間、引き戸といった和の要素を、モダンな空間構成のなかに取り入れることで、落ち着きと洗練が共存する住まいが生まれます。

 

「和モダン」と聞くと年配の方向けと思われやすいですが、実際には30代・40代の方からの要望も増えています。和の要素は景観との調和を生みやすく、周囲の街並みに自然と溶け込む外観をつくれるのも魅力です。

 

エーセンス建築設計が大切にしている、「中と外をつなぐ設計」とも相性がよいスタイルが和モダンです。たとえば深い軒の下にウッドデッキを設けて縁側のような空間をつくる・坪庭を室内から眺められるように配置するなど、暮らしの豊かさに直結するデザインを実現しやすいスタイルでもあります。

 

◆北欧風

北欧風は白を基調に、木素材やアクセントカラーを組み合わせた明るく清潔感のあるスタイルです。北欧の長い冬を快適に過ごすための知恵から生まれた建築思想がベースにあり、室内に自然光を取り込む大きな窓や、温かみのある照明計画が特徴です。

 

外観は比較的シンプルなフォルムにまとめつつ、玄関ドアやウィンドウフレームにアクセントカラーを加えることで個性を演出します。北欧家具やテキスタイルとの相性も抜群で、インテリアまで含めたトータルコーディネートを意識すると、統一感のある空間に仕上がります。

 

ただし、北欧の気候と日本の気候は大きく異なるため、そのまま再現すると高温多湿の環境に合わない恐れがあります。断熱・気密性能や通風計画を日本の風土に合わせて調整する設計力が、このスタイルを成功させる鍵となります。

 

◆南欧風

 

南欧風スタイルは、地中海沿岸の陽気で温かみのある雰囲気を住まいに取り入れるデザインです。リゾート感やナチュラルな欧風テイストを求める方に人気があります。

 

外壁はクリームやテラコッタ系の温かい色合いが定番で、漆喰や塗り壁仕上げとの相性がよいのも特徴です。アイアンの手すりや木製のシャッター、テラコッタタイルのアプローチなど、ディテールの積み重ねで「らしさ」が生まれます。

 

このスタイルで注意すべきは、建物単体ではなく外構・植栽・色のバランスをトータルで整える必要がある点です。建物だけ南欧風にしても、外構が日本的なコンクリートブロック塀では世界観が壊れてしまいます。オリーブやラベンダーなどの植栽計画、アプローチの素材選びまで含めた一貫した設計が不可欠です。

 

◆アメリカン

 

アメリカンスタイルの住宅は、郊外の広い敷地に映えるおおらかなデザインが魅力です。平屋との相性もよく、水平に広がるシルエットがアメリカンテイストの雰囲気を一層引き立てます。

 

一見すると華やかで個性的ですが、アメリカの住宅設計はもともと合理性を重視しており、生活動線や収納計画が優れているのも特徴です。たとえば、玄関からガレージへの動線を短くまとめたり、パントリーやランドリールームを合理的に配置したりと、暮らしやすさをしっかり確保しています。

 

千葉県内でも、郊外で比較的広い敷地を確保できるエリアであれば、このスタイルは十分に実現可能です。ただし、外壁材や屋根材の選定、メンテナンスサイクルの計画まで含めて検討することが重要です。

 

◆エレガント

 

曲線的なフォルムや装飾的なディテール、上質な素材使いで構成されるクラシカルなスタイルです。格式や品格を重視する方、ホテルライクな空間に憧れる方に響くデザインといえます。

 

外観にはモールディング(装飾枠)やアーチ、バルコニーの手すりなどの意匠を施し、内装も天井の高さや照明計画、建具のデザインに至るまで細やかな配慮が求められます。その分、設計・施工のコストは他のスタイルよりも高くなる傾向にあります。

 

また、装飾が多い外観は汚れやすく、メンテナンスの頻度も上がりやすい点は事前に理解しておくべきです。「10年後、20年後も美しさを保てるかどうか」といった、長期的な視点でデザインと素材を選ぶことが、このスタイルでは特に重要です。

 

【デザイン性が高い注文住宅に見られる特徴】

 

「おしゃれな家」にはさまざまなスタイルがありますが、デザイン性が高いと評価される住宅にはいくつかの共通点があります。共通点を知ることで、「自分が家を建てるならこうするとよさそう」といったアイデアが生まれるかもしれません。

 

以下では、デザイン性が高い注文住宅に見られる特徴について詳しく解説します。

 

◆シンプルさと快適さを両立している

 

デザイン性の高い住まいに共通するのは、「引き算の美学」が効いていることです。装飾をそぎ落とし、必要な要素だけで空間を構成するからこそ、素材の質感や光の表情が際立ちます。

 

ただし、シンプルな外観や空間を実現するためには、裏側に緻密な設計が必要です。たとえば、リビングをすっきり見せるためには生活動線上に十分な収納を確保しなければなりません。キッチンの背面収納やパントリー、ファミリークローゼットなど、「見せない収納」をどこに配置するかは、設計の初期段階で計画すべきポイントです。

 

エーセンス建築設計では、この「シンプルに見せるための複雑な設計」をとても大切にしています。生活感が出にくい住まいは、住む人のストレスを減らし、日常のなかに余白をつくってくれます。

 

◆全体のテイストを統一している

 

外観と内装、建物と外構、照明と建具といった要素のテイストが統一されている住まいは、どこを切り取っても「その家らしさ」が感じられます。逆に、外観はモダンなのに内装が北欧風、外構はコンクリート打ちっぱなしといったちぐはぐなデザインでは、どれだけ個々の要素にお金をかけても全体としての美しさは損なわれます。

 

テイストの統一において重要なのは、色・素材・フォルムの3つの軸です。使用する色のトーンを揃え、素材のテクスチャーに一貫性を持たせ、直線的か曲線的かといったフォルムの方向性を合わせる必要があります。この3軸がブレなければ、結果として「プロが設計した家」という印象になります。

 

これは施主だけで判断するのが難しい領域のため、初期段階から設計士の力を頼ることがおすすめです。

 

◆周辺環境と調和が取れている

 

どれほど美しいデザインの住宅でも、周囲の景観から浮いてしまっては、長く愛される家にはなりにくいものです。デザイン性が高い住まいは、街並みや自然環境と調和するように設計されています。

 

たとえば、住宅街に建てるなら周囲の建物のスケール感や色調と合わせる配慮が必要です。自然豊かなエリアであれば、緑とのつながりを意識した素材選びや外構計画が外観の質を高めます。地域によっては景観条例が定められている場合もあり、屋根の色や高さに制限があるケースも少なくありません。

 

エーセンス建築設計が設計を手がける際にも、敷地ごとの環境条件や日射の方向、隣家との距離や道路からの視線を読み解くことを大切にしています。「建物単体のかっこよさ」ではなく、「その場所に建つからこそ美しい家」を目指すことが、結果的にデザイン性の高さにつながります。

 

◆開放感がある

 

天井の高さや窓の大きさ、視線の抜けなどをうまく活用した開放感のある住まいは、実際の面積以上の広がりを感じさせます。特に平屋では、屋根の勾配を活かした高い天井や、庭へとつながる大開口がこの開放感をつくり出す鍵になります。

 

ただし、「大きな窓を設ければ開放的になる」という単純な話ではありません。窓の大きさや位置は、プライバシーの確保、断熱性能、構造上の強度とのバランスで決まります。中庭を設けて外からの視線を遮りつつ内側に開く設計や、高窓で空だけを切り取る工夫など、土地の条件に応じた「開き方」を設計で導き出すことが必要です。

 

間取りと開口部、天井の高さが絶妙なバランスで組み合わさったとき、住まいには圧倒的な開放感が生まれます。これは図面だけでは伝わりにくい部分であり、設計者の空間把握力が試される領域でもあります。

 

【〜参考にしたい〜おしゃれな注文住宅の事例集】

 

ここからは、エーセンス建築設計が手がけた住まいのなかから、デザイン性と暮らし心地を両立した5つの事例をご紹介します。注文住宅をデザインする際に、どのようなポイントを意識すべきなのかを理解すると、理想の住まいづくりを実現しやすくなります。

 

「どんなテイストの家にしたいか」を考えるヒントとして、ぜひ参考にしてください。

 

◆MONO DESIGN HOUSE

グレーとレッドシダーを基調とした、静かで上質なモノトーンの住まいです。室内外ともに色を極限まで抑えたことで、無垢材といった素材そのものの質感が際立ち、空間全体に静けさと品の良さが漂います。

 

この住まいの見どころは、中庭と開口部の関係性にあります。道路側のファサードは閉じた表情を持ちながら、中庭を介して室内には自然光が心地よく注ぎ込む設計です。プライバシーを確保しながらも開放感を得るという、一見相反する要望を「中庭」という空間装置で両立しています。

 

色を引き算する設計は、素材の選定が甘ければ単調で退屈な空間になりかねません。この住まいでは、白・黒・グレーで統一したインテリアと光の当たり方で表情を変える無垢材の木目が、モノトーンの世界に豊かな奥行きを与えています。

 

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◆空を切り取る家

限られた敷地に建つ都市型住宅でありながら、「空を眺める」ための設計がなされた住まいです。隣接する建物からの視線を遮りつつ、上方に向けて大きく開くことで、狭小地の閉塞感を感じさせない空間を実現しています。

 

吹き抜けと高窓を組み合わせることで、日中は自然光が室内の奥まで届き、夕方には空の色が室内に映り込む──そんな時間ごとの表情の変化を楽しめる設計です。外からの視線を遮りながら、空だけを切り取って取り込むという発想は、都市型住宅で開放感を求める方に注目を集めています。

 

家族の居場所は縦と横の動線でゆるやかにつながっています。リビングにいながらスキップフロアの書斎にいる家族の気配を感じられるといった「つかず離れずの距離感」が、この家の設計思想の核心です。

 

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◆広がり、繋がりのある家

「道路側は閉じ、中庭を中心にして室内へ開く」そのプランニングにより、外と内、家族と自然がゆるやかにつながる住まいです。外からは想像できない豊かな空間が、扉を開けた先に広がります。

 

ダイニングキッチンを中心としたLDKから、書斎、趣味スペース、子どもの遊び場までがゆるやかにつながりながらも、それぞれの居場所はきちんと確保されています。

 

家族がそれぞれの時間を過ごしながら、互いの気配を感じ取れる「孤立しない距離感」は、間仕切りの有無ではなく、視線の抜けや段差、天井高の変化によってつくり出されています。生活と趣味のすべてがこの家のなかでつながっている、「暮らし方そのものを設計する」というエーセンス建築設計の設計思想を体現した一棟です。

 

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◆坪庭と陰影の家

和の情緒を感じさせる、陰影と光のバランスを大切にした住まいです。敷地内に坪庭を設け、自然を家のなかに取り込むことで、限られた面積でありながら豊かな空間体験を生み出しています。

 

この住まいの魅力は、「明るいことが正義」という常識を覆す陰影の美しさにあります。あえて光を絞り、障子や格子を通して柔らかく拡散された光が室内に落ちる。その光と影のコントラストが、空間に奥行きと静謐さを与えています。

 

濃淡のある素材と濃い色の木材と白い漆喰壁の対比などのディテールの積み重ねによって、「佇まい」そのものが美しい住まいとなっています。日本の風土と美意識に根ざしたデザインを、現代の暮らしの中に再解釈した好例です。

 

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◆villa by the lake 「湖畔に建つ家」

湖のほとりという絶好のロケーションを最大限に活かし、景色と建築が調和する開放的な住まいです。大開口の窓から湖を一望できるLDK、軒の深いテラスなど、非日常を日常に取り込む贅沢な空間構成となっています。

 

設計のポイントは、建物が主役ではなく風景が主役であることです。インテリアは白と木を基調としたシンプルな構成に徹し、窓の外に広がる湖と空の景色こそが最高のアートになるよう設計されています。軒の深いテラスは、雨の日でも半屋外の時間を楽しめる”もうひとつのリビング”として機能しています。

 

シンプルながらも余白のある美しさと、自然との共生が際立つこの住まいは、「その場所に建つからこそ意味がある家」というエーセンス建築設計の設計哲学を象徴する一棟です。

 

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【注文住宅の外装・内装のデザインの決め方】

デザインスタイルの全体像を把握したら、次は具体的に「何をどう決めるか」というステップに進みます。外観と内装のデザインは、それぞれ独立した要素ではなく、すべてがつながり合って一つの住まいを構成します。ここでは、設計の実務で重要となる8つの要素を順に解説します。

 

◆家の形|シンプルな形状にする

 

家の外観の印象を最も大きく左右するのは、実は「色」でも「素材」でもなく、建物の形状そのものです。そして、平屋を含む注文住宅の設計において、私たちが基本的に推奨するのはシンプルな形状です。

 

凹凸の少ないシンプルなフォルムには、デザイン面だけでなく構造面・コスト面でのメリットもあります。複雑な形状は施工手間が増えるため建築コストが上がりやすく、構造的にも弱点が生まれやすくなります。雨漏りのリスクも、形状が複雑なほど高まる点に注意が必要です。

 

「シンプルな形=つまらない家」ではありません。むしろ、シンプルな形状だからこそ素材の表情や窓の配置が際立ち、洗練された印象になります。見た目のおしゃれさと施工の合理性を同時に追求できるのが、シンプルな形状の強みです。

 

◆外壁|素材や質感と色合いにこだわる

 

外壁は住まいの「顔」であり、面積が最も大きいデザイン要素です。素材の選び方ひとつで、同じ形状の建物でもまったく異なる印象になります。

 

代表的な外壁素材は次のとおりです。

  • 窯業系サイディングや金属サイディング(ガルバリウム鋼板)
  • 塗り壁(漆喰・モルタル)
  • タイル など

それぞれにコスト、メンテナンス性、質感の特徴があり、どれが「最良」というものではなく、設計意図との適合性で選ぶべきものです。

 

エーセンス建築設計では、外壁に漆喰や自然素材の塗り壁を採用するケースが少なくありません。手仕事による微妙なテクスチャーの違いが、工業製品にはない深みと温かみを外観に与えてくれるためです。

 

色選びにおいては、単体でのイメージだけでなく、周囲の街並みや植栽との調和を意識することが大切です。大きな面積で見たときの印象は、サンプルとはかなり異なる場合がある点を知っておきましょう。

 

◆屋根|機能性と法律の制限に考慮する

 

屋根は外観のシルエットを決定づける重要な要素ですが、デザイン性だけでは選べません。機能性や法規制、地域の気候条件のすべてを考慮したうえで、最適な屋根形状を導き出す必要があります。

 

代表的な屋根形状には、次のようなものがあります。

  • 切妻(きりづま)
  • 片流れ
  • 陸屋根(フラットルーフ)
  • 寄棟(よせむね) など

切妻はオーソドックスながら雨仕舞いに優れ、片流れはモダンな印象をつくりやすい反面、軒先の雨量処理に配慮が必要です。陸屋根はシンプルモダンの象徴ですが、防水のメンテナンスコストが高くなる傾向があります。

 

さらに、敷地の用途地域によっては斜線制限(道路斜線・北側斜線など)が屋根の形状を制約する場合もあります。積雪地域では屋根の勾配や雪止めの設計も欠かせません。こうした条件を設計者と共有しながら、デザインと性能を両立する屋根を選ぶことが重要です。

 

◆外構・エクステリア|趣味や趣向を活かす

 

建物がどれほど美しくても、外構(エクステリア)が整っていなければ、住まい全体の印象は半減します。植栽、フェンスや照明、駐車スペースなどのトーンが揃って、はじめてひとつの住まいとして完成するのです。

 

外構は施主の趣味やライフスタイルが最も反映されやすい領域でもあります。庭いじりが好きな方には手入れしやすい植栽計画を、バイクや車が趣味の方にはガレージの動線を、お子さんが外で遊べるスペースがほしい方には安全性を考慮した庭の設計を意識することで、住まいの満足度は大きく変わります。

 

エーセンス建築設計は、外構を「建物のおまけ」ではなく「暮らしの延長」として設計に組み込んでいる工務店です。建物と外構が一体的にデザインされた住まいは、帰宅するたびに心が整うような、日常のなかの小さな喜びを生み出してくれます。

 

◆窓|大きさと枚数を中心にチェックする

 

窓は、採光・通風・眺望・プライバシー・断熱性能をはじめとした、多くの機能を同時に担うポイントです。外観のアクセントとしても重要で、窓の大きさや配置ひとつで家の表情は大きく変わります。

 

よくある誤解は、「窓が多いほど明るくて快適」という考え方です。実際には、窓の数が増えるほど壁が減り、断熱性能や耐震性、家具の配置にも影響します。大切なのは「必要な場所に、適切なサイズの窓を設ける」という設計の精度です。

 

たとえば、「高窓で安定した間接光を取り入れる」「道路に面した側は窓を最小限にしてプライバシーを守り、中庭側に大きく開く」など、こうした窓の「配置戦略」が、住まいのデザインと快適性を同時に高めます。断熱性能の高いペアガラスやトリプルガラスの採用も、窓の設計とセットで検討すべきポイントです。

 

◆間取り|開放感を出すとおしゃれさを演出できる

 

間取りは暮らしやすさを決める要素であると同時に、空間デザインの根幹でもあります。たとえば平屋では、ワンフロアのメリットを活かした開放的な空間設計が、住まいの印象を大きく左右します。

 

開放感を生む代表的な手法は次のとおりです。

  • LDKを一体空間にする
  • 勾配天井で高さを確保する
  • 室内から庭やテラスへの視線の抜けをつくる など

壁や仕切りを最小限にしつつ、天井の高さや床のレベルを変えることで空間にメリハリをつければ、広さと居心地のよさを両立できます。

 

ただし、開放感と「プライバシーの確保」「冷暖房の効率」は相反しやすいため、設計者との綿密な打ち合わせが必要です。「どこを開き、どこを閉じるか」の判断は、暮らし方のヒアリングから導き出すものであり、設計力が最も問われるポイントの一つです。

 

◆内観|どのようなテイストにするのかを意識する

 

内観のデザインは、テイストを明確に定めることで全体の方向性が安定します。漠然としたイメージではなく、具体的なテイスト名を共有することで、素材選びや照明計画、建具のデザインまで一貫した判断基準が生まれます。

 

たとえば、ナチュラルテイストであれば、「壁は漆喰や珪藻土の塗り壁を採用し、床は無垢材のフローリングを選び、天井は木の梁を見せる」といった具合に、テイストから素材を導けます。逆にテイストが曖昧なまま個別に素材を選ぶと、「一つひとつはよいのに全体としてまとまらない」という状態に陥りがちです。

 

エーセンス建築設計では、テイストの選定を施主だけに委ねるのではなく、設計士がヒアリングを通じて施主の好みや暮らし方を読み解き、最適なテイストを提案するプロセスを大切にしています。「どんな空間にいると心が落ち着くか」という問いに、答えやテイストの手がかりが隠れています。

 

◆インテリア|場所ごとに変えるとおしゃれに見える

 

全体のテイストを統一したうえで、空間ごとにアクセントを変えると、住まいに奥行きと立体感が生まれます。たとえば、同じ「ナチュラル」の範囲内でも、トーンを変えることで空間にメリハリをつけることができます。

 

リビングは無垢材と白い漆喰壁で明るくナチュラルに、書斎はダークトーンの木材と間接照明で落ち着いた雰囲気にすると、部屋の目的にあった雰囲気を演出することが可能です。

 

部屋のトーンを変えるときに効果的なのが、壁の一面だけ素材や色を変えるアクセントウォールや、空間の用途に合わせた照明計画です。大きなコストをかけなくても、壁紙の色味やペンダントライトの選び方ひとつで、空間の印象は劇的に変わります。

 

ただし、アクセントの入れすぎは散漫な印象を招きます。「ここを見せ場にする」というポイントを絞り、それ以外は控えめにまとめましょう。この「引き算と足し算のバランス」が、インテリアデザインの質を決めます。設計の段階で家具のサイズやレイアウトまで想定しておくと、完成後のギャップを防ぐことができます。

 

【デザイン性の高い注文住宅を建てる際の注意点】

注文住宅を考えるうえでデザインにこだわることは重要です。しかし、デザインにこだわるほど、見落としやすいポイントが出てきます。

 

押さえておきたいのは、住まいは作品ではなく、家族が何十年も暮らす場所である点です。ここでは、デザイン性の高い家を計画する際に意識しておきたい3つの注意点を紹介します。

 

◆実用性も考慮する

 

デザイン優先で設計を進めた結果、「見た目は美しいが住みにくい家」になってしまうケースは、残念ながら珍しくありません。よくある失敗は次のとおりです。

  • 開放的な吹き抜けが冷暖房効率を著しく下げてしまう
  • 窓の位置が悪く家具が置けない
  • 収納スペースが足りず生活感が隠せない など

こうした問題は、設計段階での検討不足が原因です。エーセンス建築設計では、「美しさ」と「暮らしやすさ」を対立軸として捉えていません。むしろ、暮らしやすく設計された家こそが、結果的に美しく見えると考えています。

 

家族の生活動線を丁寧にヒアリングし、日常のストレスを減らす設計を重ねていくことで、使い勝手のよさとデザインの美しさが自然に両立する住まいが生まれます。「おしゃれだけど不便」な家ではなく、「暮らすほどに好きになる家」を目指すことが、長く価値を持つ住まいの条件です。

 

◆予算オーバーにならないように意識する

 

注文住宅では素材のグレードや外構工事、照明計画や設備機器など、さまざまな要素でコストが積み上がります。デザインにこだわりたい気持ちが強いほど、「あれも、これも」と予算が膨らみやすくなるのは自然なことです。

 

大切なのは、「どこにお金をかけ、どこを抑えるか」という優先順位を設計の初期段階で明確にすることです。たとえば、「外壁と床材は本物の自然素材を使いたい」という軸が定まっていれば、その他の部分でコストを調整する方針が立てやすくなります。

 

エーセンス建築設計では、素材や設計にしっかりとコストをかける家づくりを前提としています。建物本体で3,000万円〜5,000万円という価格帯は、自然素材と自由設計の家を実現するために必要な投資です。安さを追求する家づくりとは出発点が異なりますが、「どこにお金を使うべきか」を設計士と一緒に考えるプロセスを経ることで、納得感のある予算配分が可能になります。

 

◆流行りを意識しすぎない

 

SNSや住宅雑誌で目にする「今流行りのデザイン」に惹かれること自体は悪いことではありません。ただし、一過性のトレンドだけを基準にデザインを決めてしまうと、数年後に「なぜこれを選んだのだろう」と感じるリスクがあります。

 

住宅は10年、20年、場合によっては50年以上住み続けるものです。「10年後も好きでいられるか?」という問いを、デザインを決めるすべての場面で自分に投げかけてみてください。次のポイントを押さえると、長く住み続けられる注文住宅になるでしょう。

  • 流行に左右されない普遍的な美しさを意識する
  • シンプルなフォルムを大切にする
  • 本物の素材を取り入れる
  • 光と影のバランスを活用する

こうした要素を軸に据えたデザインは、時間が経つほどに味わいを増します。新築時がピークではなく、「住むほどによくなる家」が、流行に左右されないデザインの本質だと私たちは考えています。

 

【【90分無料相談】注文住宅のデザインに関するお悩みはエーセンス設計事務所へ相談を】

エーセンス建築設計

 

エーセンス建築設計では、住宅に関する90分の無料相談を実施しています。

 

この相談は、売り込みの場ではありません。「どんなデザインが好きかわからない」「自然素材の家に興味はあるが予算感がわからない」「まだ土地も決まっていないが、家づくりの考え方を聞いてみたい」といった、まだ何も決まっていない段階こそ、設計士と話すことで見えてくるものがあります。

 

私たちが大切にしているのは、施主の「こうしたい」を形にする御用聞きではなく、暮らし方を深くヒアリングしたうえで、プロとして「こうすると、もっとよくなります」と提案できる関係です。デザインの好みや間取りの要望だけでなく、「休日の過ごし方」「家族の距離感」「どこに座ると落ち着くか」など、そんな話から始まる家づくりがあります。

 

千葉県をはじめ、茨城・埼玉エリアで注文住宅を検討されている方は、まずはお気軽にご相談ください。

 

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【注文住宅のデザインに関するよくある質問】

 

注文住宅のデザインを検討するなかで、疑問に感じやすいポイントをQ&A形式でまとめました。家づくりの計画を進めるうえでの参考にしてください。

 

◆注文住宅のデザイナー費用はどれくらいかかりますか?

 

設計士や建築家に注文住宅の設計を依頼する場合、設計料は建築費の5〜15%程度が一般的です。たとえば、建築費が3,000万円であれば、150万〜450万円程度の設計料となります。

 

ただし、設計料の算出方法は事務所によって異なり、建築費に対する歩合制の場合もあれば、坪単価や定額制で設定しているケースもあります。また、設計料に含まれる業務範囲がどこまでなのかも確認が必要です。

 

「設計料がかかるから高い」と感じる方もいるかもしれませんが、設計の質は住まいの快適性やデザイン性に直結します。コスト以上の価値を生む投資として捉えていただければと考えています。

 

◆注文住宅の依頼を控えたほうがいいハウスメーカーの特徴はありますか?

 

「自由設計」と謳っていても、実際に選べる仕様や間取りのパターンが限定的なケースには注意が必要です。カタログのなかから組み合わせるだけの設計は、厳密には「自由」とは呼べません。

 

また、営業担当が設計まで兼任している体制の場合、デザインの引き出しや空間構成の提案力に限界がある可能性もあります。「聞きたいことが聞けない」「選択肢が提示されない」「こちらの要望にただ『できます』と答えるだけ」などと感じた場合は、依頼先を見直すことも視野に入れてよいでしょう。

 

なお、どの会社が良い・悪いという一律の判断基準はありません。大切なのは、自分たちの家づくりに対する価値観と、依頼先の設計思想が合っているかどうかです。

 

◆年収700万円で注文住宅を建てるといくらしますか?

 

年収700万円の場合、住宅ローンの借入額は年収の6〜7倍程度(約4,200万〜4,900万円)が目安とされています。自己資金を加えた総予算から、土地代・諸費用・外構費・家具家電費を差し引いた金額が、建物本体に充てられる予算となります。

 

仮に総予算が4,500万円で土地が既にある場合でも、諸費用や外構費で500万〜700万円程度は見込む必要があります。建物本体に充てられるのは3,800万〜4,000万円程度という計算になります。

 

エーセンス建築設計が提供する自然素材・自由設計の家は、建物本体で3,000万円〜が主要な価格帯です。予算配分を早い段階から設計士と一緒に考えることで、限られた予算でも優先度の高い部分にしっかりとコストをかける計画を立てられます。

 

◆家を建ててはいけない年齢はありますか?

 

法律上、家を建てること自体に年齢制限はありません。ただし、住宅ローンを利用する場合は、完済時の年齢が審査の重要な要素になります。金融機関の審査基準では完済時年齢を80歳未満としているケースが一般的で、35年ローンを組むなら44歳頃までに申し込むのが目安です。

 

50代以降でも、自己資金の比率を高めたり、返済期間を短く設定したりすることで、住宅ローンの利用は十分に可能です。相続資産を活用した建築計画も選択肢の一つです。

 

年齢を重ねてから家を建てる場合に意識しておきたいのは、将来のリフォームやメンテナンスの負担です。たとえば、バリアフリー対応を見据えた設計や、メンテナンスしやすい素材選び、将来的な間取り変更に対応できる構造計画など、「今」だけでなく「10年後、20年後の暮らし」まで見越した設計が重要になります。

 

【まとめ:おしゃれな注文住宅で理想的な暮らしを実現しましょう】

 

注文住宅のデザインは、カタログから選ぶものではなく、自分たちの暮らし方を起点にしてつくり上げていくものです。外観のスタイル選びも、内装の素材選びも、窓や屋根の設計もすべては「どんな毎日を過ごしたいか」という問いへの答えから生まれます。

 

デザインとは「見た目をおしゃれにすること」ではなく、「暮らしを形にすること」だという考え方そのものです。自然素材の質感を活かし、光と風を設計に取り込み、家族それぞれの居場所をつくるといった設計思想を通じて、エーセンス建築設計は「住むほどに好きになる家」を追求しています。

 

「自分たちに合うデザインがわからない」「こだわりたいけれど、何から始めればいいか迷っている」という段階でこそ、プロの設計士との対話が力を発揮します。まだ具体的なプランがなくても構いません。暮らし方の話から、一緒に始めてみませんか。

 

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