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空間の設計『パブリックな空間』と『プライベートな空間』

こんにちは。設計士の熊谷です。

ここでは『住宅の設計に関すること』『居心地の良い空間』『お役立ち情報』等々、載せていこうと思っております。よろしくお願いいたします。

 

先日、高知県にある堀部安嗣さんが設計した『竹林寺納骨堂』へ建築巡りに行ってきました。

この建物は日本建築学会賞を受賞しており、堀部さんの設計する建物にも興味があったので以前から見に行きたいと思っていた建物の一つでした。

 

木々に囲まれた参道を歩いた先に納骨堂はあります。

建物は敷地の高低差を生かし、入口から奥に進むにつれて緩やかな下り勾配になっています。

 

実際に歩いてみると『建物の中に入るという感覚』ではなく、道を歩いていて『いつの間にか建物の中に入っていた』と感じるくらい自然と一体的に計画されていました。

 

奥に進み、納骨堂のつきあたりには『水が流れる水盤』が自然の中に設けられていました。『静的な納骨室』と『動的な水』を対比させることで、納骨室で死者と向き合うだけではなく、強い生命力も感じられる空間づくりをされたそうです。

 

実際に参拝する方だけではなく、ここで本を読むために来られる方もいらっしゃるそうです。確かに、誰でも来れるパブリックな場所ですが、本を読みたくなるような居心地の良い囲われたプライベートな空間でした。

 

住宅の設計でも『パブリックな空間』と『プライベートな空間』を分けるように設計しています。

来客があった場合に魅せるパブリックな空間と寝室などの見せたくないプライベートな空間を分けて計画し、

『来客動線』と『生活動線』を考慮することで暮らしやすいお家ができると考えています。

 

また、二世帯住宅のご相談もよくいただくのですが、その際も空間の分け方に気を付けています。

完全に世帯で住居を分けない計画の場合は、『親世帯と子世帯のプライベートな空間』をつくり、『一緒に集う場』である

ウッドデッキやダイニングスペースといった『パブリックな空間』へ緩やかに自然な形でつなげる設計を心がけ、居心地の良い空間になるよう設計しております。

 

 

 

お家の空間づくりに興味があるという方がいらっしゃいましたら、是非一度お話ししてみませんか?

いつでもお待ちしております。

 

また、お家づくりに関する『ちょっとした疑問』や『こんなことをやってみたい』など、お気軽にご相談ください。

何かしらのお役に立てればと思っております。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

この記事を書いた人

熊谷 直
設計インテリア

熊谷 直

Kumagai Sunao

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