雨の日が、ちょっと好きになる家
- Category:
- Writer:小玉 祐樹
雨の日は、外に出るのが面倒だったり、なんとなく気分が上がらなかったりしますよね。
でも、家づくりをしていると、雨の日だからこそ感じられる心地よさがあると思うことがあります。
例えば、軒先に落ちる雨をぼんやり眺めたり、濡れた庭の緑がいつもよりきれいに見えたり。
窓を閉めた静かな部屋の中で聞く雨音も、どこか落ち着くものです。
設計をするときは、晴れた日だけでなく、雨の日の過ごし方も考えています。
私が大切にしていることのひとつが、深く軒をかけることです。
深い軒があることで、雨の日でも慌てずに玄関の出入りができ、暮らしに少しゆとりが生まれます。
また、深い軒下にウッドデッキを設けると、雨の日でもデッキが濡れにくいため、外にいながら雨を
感じられる特別な場所になります。
雨音を聞きながら外の空気を感じたり、庭を眺めながらゆっくり過ごしたり。
晴れた日とは違う時間の楽しみ方が生まれます。
私は、家の中と外をきっぱり分けるのではなく、その間にある心地よい場所を大切にしています。
深い軒のあるウッドデッキは、まさにそんな場所です。
家は、晴れた日を楽しむだけの場所ではありません。
雨の日にも居場所があり、季節や天気の変化を楽しめること。
そんな住まいが、暮らしをより豊かにしてくれるのだと思います。

この記事を書いた人
設計デザイナー
小玉 祐樹
Kodama Yuki