窓の位置とお寺巡り
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- Writer:宗形龍磨
突然ですが、窓には光や風景を取り込むための設計意図が隠されています。
京都のお寺を巡った時に、窓の方位と配置に注目してみました。
南側の窓になりますが、明るい日差しと広がる庭園を取り込んでおりました。
一方東側の窓は、朝日を迎え入れ一日の始まりを演出していました。
最も心惹かれたのは北側の窓です。
直射日光を避ける北窓は、均一で柔らかな拡散光を室内に届け、落ち着いた雰囲気を醸し出します。
窓の設計は光の方位だけでなく、「座った時の視線」に合わせて緻密に決められていました。
庭の景色が最も美しく見えるよう、窓の大きさや位置が調整されており、窓枠自体が額縁となり外の緑を一枚の絵画のように切り取られていました。
お寺へ訪れる人々の心に安らぎを与えていると感じました。

この記事を書いた人
設計デザイナー
宗形龍磨
Munakata Ryuma