白アリ被害
こんにちは。
住宅アドバイザーの菅原です。
今日はシロアリ被害を受けた実際のおうちの状態を報告したいと思います。
といっても、エーセンスのおうちではないですよ。
エーセンスのおうちはホウ酸処理をした木材を使っていますが、今回紹介するおうちは塗布処理の防蟻薬剤を塗ったおうちです。
私の奥さんの妹のおうちなんです。
先日、義理の妹から連絡がありまして、突然、玄関框がガタッて傾いて外れそうになったとのことでした。
取り急ぎ近所の大工さんにみてもらったら、框を留めている下地材が白蟻に食われてスカスカになっているとのこと。
よく見ると、シューズボックスの上下の壁にもカビが生えていて怪しい雰囲気でした。
そこで、どこまで被害が進んでいるのかと、日を改めて、私も一緒にシューズボックス裏の壁を剥がして中を見てみると、
シューズボックスを留めている壁の中の下地材が、白蟻の被害で、焼き切った炭のようにボロボロになっていました。
おそらく床下から入って、下部分の下地を食い尽くしていました。
そのまま、縦に入っている下地を上って、最終的には1階の天井裏まで上っていました。
義理の妹の家は、某ハウスメーカーの鉄骨造のおうちなので、構造材への被害はなく、小さな補修程度ですみましたが、これが木造住宅だったらと思うとぞっとします。
義妹に訊くと、新築後5年たった時に1度、白蟻駆除の薬剤処理をしたのですが、それ以降11年間は何もしていなかったとのこと。
こまめなメンテナンスを怠ってはいけないですね。
そして、白蟻への効果が半永久的に継続するホウ酸処理ってすばらしいなと、改めて思った一件でした。