札幌プロジェクト『MEM』
- Category:
- Writer:関口 正人
こんにちは、関口です。
これまでエーセンスは住宅設計を中心に携わる一方で、宿泊施設のデザインに関わる機会がありました。
その宿泊施設がついに完成し、試泊を兼ねて撮影と視察のため札幌へ行ってきました。
実際に一晩過ごしてみると、つくり手としてではなく、一人の利用者としてさまざまな気づきがありました。
宿泊施設は、非日常を楽しむ場所です。
扉を開けた瞬間の高揚感、旅先ならではの空気、時間の流れまでもデザインされたような空間。
日常から少し離れ、心も体もリセットできるような体験は、宿泊施設だからこそ味わえる大きな魅力だと改めて感じました。
今回の試泊でも、朝と夜で表情を変える光や空間、素材の質感、細かなディテールまで丁寧につくられていて、「泊まること」そのものが特別な時間になることを実感しました。

一方で、住宅は毎日の暮らしを支える場所です。
朝起きてカーテンを開けること。
キッチンでコーヒーを淹れること。
ソファでくつろぐこと。
そんな何気ない日常の積み重ねが、その家の心地よさをつくります。
だから住宅では、「最初の感動」だけではなく、「毎日帰りたくなること」が何より大切だと私は考えています。
今回の試泊では、宿泊施設ならではの魅力を存分に体感すると同時に、住宅設計で本当に大切にしたいことも改めて見つめ直すことができました。
非日常を豊かにする空間と、日常を豊かにする空間。
求められる役割は違いますが、どちらも「人の時間を豊かにする」という点では共通しています。
今回の経験を、これからの住宅設計にも活かしながら、そしてこの宿泊施設を訪れる方にも、特別な時間を過ごしていただけたら嬉しいです。それこそが、住宅設計で何より大切にしたい価値だと私は考えています。
今回の試泊では、宿泊施設ならではの魅力を改めて体感すると同時に、住宅設計で本当に大切にしたいことも再確認することができました。
非日常を演出するデザインと、日常を豊かにするデザイン。
どちらにも魅力がありますが、その違いを実際に体験できたことは、これからの家づくりにも必ず生きてくると感じています。
住まいは、一日だけ感動する場所ではなく、何十年も心地よさを積み重ねていく場所。
今回の札幌での経験を通して、そのことを改めて実感した視察となりました。
北海道札幌市中央区南7条西8丁目にある宿泊施設『MEM』もうそろそろオープンです。
ぜひ、札幌に行かれる際にはよろしくお願いします。
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