庭は、外ではない
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- Writer:小玉 祐樹
庭というと、家の“外側”にあるものと思われがちです。
けれど設計をしていると、庭は単なる屋外空間ではなく、室内と同じように暮らしをつくる
大切な居場所だと感じます。
たとえば窓の先に緑が見えるだけで、空間には奥行きが生まれます。
風に揺れる木々や、季節ごとに変わる光の色は、室内にいながら自然の気配を感じさせてくれる。
庭は“見るための景色”であると同時に、家の空気や時間の流れを整える存在でもあります。
だから私は、庭を後から付け足すものではなく、建物と一緒に考えるようにしています。
リビングからどう見えるか、どこに影が落ちるか、どこで風が抜けるか。
内と外をきっぱり分けるのではなく、その間にある曖昧さを大切にしたいと思っています。
庭は、家の外にあるもう一つの部屋なのかもしれません。
この記事を書いた人
設計デザイナー
小玉 祐樹
Kodama Yuki