四季を感じる「軒」と、漆喰の壁に映る庭の影
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- Writer:大久保 紀和子
こんにちは
住宅アドバイザーの大久保です。
夏の日差しも少しずつ落ち着き、過ごしやすい日が増えてきましたね。ふと家の中に差し込む光を見ると、季節がゆっくりと移り変わっていることを感じます。
そんな「光」を暮らしに取り込むうえで、昔から日本の住まいに欠かせない役割を果たしてきたのが軒です。

軒は、建物のデザインを整えるだけのものではありません。
夏の高い太陽から降り注ぐ強い日差しを遮り、室内の暑さを抑える一方で、冬の低い太陽から届く暖かな光は、室内の奥まで取り込むことができます。
その違いを利用して、夏は日射を遮り、冬は陽の光を迎え入れる。
軒は、そんな太陽の動きを上手に暮らしへ取り込む、日本の知恵のひとつです。
そして、軒の魅力は「建物を守る」という機能だけではありません。

(写真ですとわかり難くすみません)
千葉市にあるモデルハウスの一画です。
季節や時間によって、太陽と庭の植栽がつくり出す景色に出会えるかもしれません。
漆喰の壁に差し込む陽の光。
そこに植栽の葉が重なり、風に揺れるたびに、壁の上で影がゆっくりと動いていきます。
まるで植物がいたずらをしているかのように、漆喰の壁に小さな足跡を残していく。

同じ場所であっても、太陽の高さや時間、季節、そして風によって、その表情は少しずつ変わります。
それは、壁に描かれた「絵」ではなく、その日、その時間にしか見ることのできない景色です。
庭が育ち、木々が葉を茂らせ、季節が巡ることで、少しずつその家だけの風景が生まれていく。
来年はまた、新しい発見ができるかもしれない。
私たちは、そんなふうに時間とともに豊かになっていく住まいも、ひとつの「デザイン」だと考えています。

機能としての軒。
素材としての漆喰。
そして、庭の植栽と四季の光。
それらが重なり合うことで、住まいの中に、季節を感じる小さな瞬間が生まれます。

ぜひモデルハウスにお越しの際は、建物だけでなく、壁に映る光や植物の影にも目を向けてみてください。
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