カフェの空間と繋がり
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- Writer:幸田 崇徳
みなさんこんにちは、設計の幸田です。
今回は私の好きなコーヒーの話というより、みんな大好きスターバックスの建築の話です。
スターバックスコーヒーはシアトル発祥のセカンドウェーブコーヒーの代名詞的なコーヒー屋さんです。
カフェラテを中心としたエスプレッソ系のコーヒーは、その店舗の空間と相まって大流行。
喫茶店からカフェ文化へ変化していったのはスタバがあってこそだと思っています。
以前、雑誌の商店建築でスターバックスが取り上げられていたのでつい購入してしまいました。
スタバの店舗内装のコンセプトの本なのかと思いましたが、全然違い、スタバの店舗と地域への繋がりや想いについて書かれていました。
スタバの店舗は今や2000に迫る店舗数なのですが、ショッピングモールや、テナントとは別にロ
ードサイド店舗や公園の中など単独で立つ店舗も多く、隈研吾さんをはじめとする有名建築家が手がけたものもあります。
その建物はそれぞれコンセプトがあり、想いがあることを知りました。
私が行った葉山店はロードサイドに広がる景色を取り込む外に開いた店舗。
天井、壁を落ち着いたトーンで抑え、重心を低くし、その分ガラス越しのダイナミックな景色に意識が向かうような造りでした。
そんな私が行ってみたいのは鎌倉御成町店。
深い軒の先に藤棚とプールがある空間です。
深い軒はエーセンスのデザインコンセプトのひとつですので、体感して糧にしたいと思っています。