アプローチという思想
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- Writer:小玉 祐樹
家づくりというと、間取りや内装の話になりがちですが、私は「アプローチ」こそ
住まいの序章だと考えています。
玄関扉を開ける前の数歩に、その家の世界観はすでに現れます。
たとえば雑木林のような小道を抜ける構成にすれば、街の喧騒からゆるやかに
気持ちを切り替える時間が生まれる。
屋根を架ければ、外にいながら内に包まれる安心感が生まれる。
光や影、足元の素材、視線の抜け。
そのひとつひとつが心を整える装置になります。
住まいは箱ではなく体験です。
帰るという行為そのものを設計すること。
それが、私の考えるアプローチの思想です。
この記事を書いた人
設計デザイナー
小玉 祐樹
Kodama Yuki