どちらが大事?
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- Writer:小玉 祐樹
住宅を考えるうえで、「外観」と「内観」のどちらに重きを置くべきかという問いはよく耳にします。
しかし本来、この二つは切り離して考えるものではなく、深く連動しています。
外観は家の“顔”として、街並みに調和しながら住まい手の個性を表現し、訪れる人に第一印象を与えます。
一方で内観は、住まう人の生活そのものに直結する空間。快適さや使い勝手、日々の気分にまで影響を
与える重要な要素です。
たとえば、ナチュラルで温かみのある外観を選んだのに、内観が無機質で冷たい印象だと、全体の統一感が失われてしまいます。逆に、外観と内観の素材や色味、デザインの方向性が調和していれば、家全体に統一感と心地よさが生まれ、より深い満足感を得ることができます。
理想の住まいを実現するためには、外観と内観のバランスを意識し、どちらか一方だけでなく、全体の「つながり」を大切に設計・コーディネートすることが大切です。
そんな事をを考えながら、日々仕事をしています。
とある設計者の独り言でした。
この記事を書いた人
設計デザイナー
小玉 祐樹
Kodama Yuki