3月初旬 状況
さて、世界は大変だ。
当然、自分がいる”ここ”も世界の中だが。
アメリカが「世界の治安を守る警察役、お~りた。」となった。というかなりつつある。
アメリカで生まれ、アメリカでの学校で習い、アメリカの友人がいて、要はアメリカで育った若者が「なぜ、他国の紛争で血を流さねければいけないのか?」と問われてしまえば確かにそうだよなとしか言い返せない。
民主主義のど真ん中で教育され、民主主義のど真ん中で生きてきた自分達が思う、常識はきっとこれからくるっとひっくり返されていく。
望む望まないにかかわらず、自衛のための核武装論が活発に議論されていくのだと思う。
ウクライナのニュースを眺めているとそんな事を思う。
さりとて日本は平和だなと思う。この平和はいつまで続くのかは本当にわからなくなってしまったが、今のこの状況には感謝したい。
当たり前に目の前に仕事がある事は幸福だなと思う。
貧乏性だからか、依頼された仕事はそのほとんどを請けています。
創業時は目の前にお客様が0人だった。
1組目のご家族に選んでいただくのも苦労したし、”えり好み”なんて出来ようもなかった。
基本”えり好み”は強者の理論だ。
俗っぽい言い方をしてしまうと「仕事に困ってね~よ」が前提にある。
実績、実力、才能もないところが自分たちの”出どころ”だ。
そして実績、実力、才能がないところには「面白く」「儲かって」「スマートで」「有名になれる」仕事は来ない。
それは当たり前だ。声なんかかかるわけがない。
今、ありがたい事に、住宅の設計施工依頼も当然ながら、住宅事業以外にも、様々な仕事の依頼を頂けている。
そのどれも請けるようにしている。
その仕事そのものの利益というよりも、その仕事から広がっていく神経伝達物質がある。
と確信している。
また、そのBtoBの仕事から得た”引き出し”もまた、本業の住宅事業にフィード出来ている。
企業の成長、事業の成長の、トリガーポイント、きっかけは未来からしかわからない。
「あの時のあの仕事だったかな」が常にある。
現場で物作りで切るというAIには出来ない武器がある。
センスの発露も含めて泥臭く行くぜ!と決めている。
やっぱり仕事は気合いだなと。
繰り返しになってしまうが、この場所、この時期に、平和な状況に生きていられることを感謝したい。
仕事が溢れかえっている今の状況にも感謝したい。
そして、この奇跡のような状況は、いとも簡単に失われる時代っていう事も自覚しておきたい。