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2025:3月半ば 希望

今日は9℃。明日は20℃みたいな気温です。

 

まさに三寒四温。お体ご自愛ください。

 

さて、日本は激烈に少子化がすすんでいる。

 

が、実は仕事はある。世界的にみても、歴史的に見ても、ここまで「働く先」に困っていない状況はないんじゃないか。

 

なので「仕事」は山ほどあるが「やる人がいない」時代に、強烈な速さで突っ込みつつある。

 

これが実態であり、私自身の「実感」でもある。

 

新社会人ニュースのあるある、「自分の思ってたのと違う」「自分がやりたい事をさせてくれないからやめる」は時代の中の必然な気がする。

 

「別に他にあるぜ」は本音だろう。

 

 

さて、先日ある人とした会話が面白いので載せておく。

 

ある若い社会人との会話だ。

 

家のトイレが流れなくなってしまったとする。調査にに来てくれた人が半日調査し、次の日一日がかりで直してくれた。

 

この直してくれた人に調査費込みでいくら払うのが妥当だと思うのか???みたいな話だ。

 

その人は「調査」に5000円。一日がかりで直してくれたのに「20000円」が妥当だとした。

 

なるほどと思った。

 

ざっくりいうと丸一日働くと2万円くらいが妥当だという計算になる。

 

話は続いた。

 

「という事は、一日2万。週休二日だとすると月に20日。で、40万円が妥当だという話だよね」

 

おそらく工事の原価や材料費、ガソリン代などを差し引くと35万くらい。で、税金、社会保険料など引かれるとざっくり手取りで23~25万くらいになる。

 

それを脇で聞いていた友人が少しいじわるな横やりを入れてきた。

 

「その給料が妥当ってことは、この給料をもらっている人と結婚する?。構造的に給料があがらなそうだけど。」

 

しばし沈黙があったあと・・・

 

「絶対にしない。自分のパートナーだとしたら、もっと稼いで欲しい。」だ。

 

今の日本感が満載の話題でいいなと思った。

 

自分はたくさん払いたくないが、自分側がもらうサイドだとしたらもっと貰ってくれ。という話だ。

 

きっとこの構造も少しずつ変わっていくのだろう。

 

最初の話にもどるが「仕事」はあるが「人がいない」がデフォルトになるからだ。

 

「トイレが詰まった時に直しに行く人」はとても大切な仕事だと自分は思うが、成り手は極めてすくない。

 

それはそうだ。

 

SNSのおかげで仕事とはピカピカのオフィスでキラキラした毎日を過ごし、やりたい事をやり、やりたくないことはやらなくてよい・・・・系の言論が情報として飛び交い、インプットされている。

 

が、もっと地味で「映えない」人たちのおかげで社会は回っている。

 

僕らもその一端だ。

 

外資系コンサルが大卒の中で一番人気らしいが、きっとトイレのつまりは直せない。

 

外資系コンサルが出す資料には企業は数百万、数千万払う。が、しかし、だ。

 

外資系コンサルと「トイレのつまりを直す人」が同じ年収になったら、きっと日本は今よりも豊かに面白くなる。

 

そんな気もしている。

 

空中戦ではない、地面に近いところで仕事をしている人の評価が上がる世界でいて欲しい。

 

僕は日本の未来にそんな希望を持っている。

 

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