2019年2月全体会議
さて、全体会議。
で、いつも感じるのは「言葉はいつも想いに足りない」
どこまで伝えても「本意」に届くことはない。というか、届くと思っているのが傲慢だ。
少しでも「本意」に近づけばそれで良い。
社内を見ると、絶賛リンゲルマン効果発動中だ。
人数は多くなったが、結局新しい試みなんかの「タスクを課す」相手は固定の3~4人だ。
〇レスポンスが良い
〇こちらのオファーには最低限忠実で、かつ+αを思考する
〇早い
固まる理由は主にこの3つくらいだ。
で、残念ながら皆もそう思うから、「集まる人にはより集まり、集まらない人には、一つもこない」という状況が起きる。
これは、どこの会社でも結構そうだろう。
で、出来るからといって、また、頼みやすいからといって、一極集中かつ鼠算で仕事が増え、肝心かなめの「果実を捥ぎ取る」瞬間には疲れてしまっている事も多い。
きっと、中小企業の社長さんなんかは、耳にタコ話だろう。
これもスタッフと話をしていて、気づいたことだが、
今の仕事量を10として、アシスタントを付けて7にしてあげても、忙しいし、
今の仕事量を10として、12に増やしてもどうせ忙しい。
人は、必ず、空いた時間を埋めてしまうっていう習性がある。
10から7になった3の時間は、必ず、山を均すように平準化し、その分、早く帰る事もないし、その時間に書籍を読むわけでもない。
これは個人というよりも、組織、チームとしての文化の問題と捉えるしかない。
本質的な設計や、接客、現場の管理業務以外に
〇ブログの更新
〇日々の清掃
〇業務SNSの更新
〇採用などのアテンド
〇マメなファイリング
〇買い出し
〇観賞植物などの管理
〇施工事例撮影のアテンド
〇他、工務店さんへのアテンドやVC活動
などなど、枝葉だがスペシャルに重要な仕事がある。
実業務に優れ、しっかりと点が取れる人ほど、この「それ以外」の負担が多いし、最もしっかりこなす。
こんな小さなサークルの中でも、あっという間に、背中が見えなくなるくらい差が開いてしまうものなのだ。
広い世界の中で格差がそうそう、なくならない事も、なんとなく頷けてしまう。
唯一の打ち手はたった一つしかなくて、「自ら手を挙げる」に尽きる。
言葉はいつも想いに足りない。