6月中旬 梅雨前
さて、連日30℃前後の暑い日々です。
日本もこのまま熱帯雨林化し、8m級のアナコンダとかが道端にいたりする日も近いのでしょうか。
体鍛えときます。
さて、お酒は好きな方ですが、さすがに量も回数も減ってきたと思う。
徹夜してまで飲むっていう情熱がない。
このまま緩やかにやめていけるのかもしれない。
そんな事を考えていたら、そう落語の「芝浜」を思い出した。
簡単にあらすじをいうと
仕事をロクにしない亭主がいて、昼間っから酒ばかり飲んでいる。
ひょんなことから大金の入った財布を海岸で拾い仲間を呼んで朝までドンチャン騒ぎをする。
明くる日目覚めると財布がない。すると奥さんにこんなこと言われる。
「そんなの夢に決まってるじゃないの。そんなこと言ってないで仕事してくんな」
亭主は諦念と「このままじゃいけね〜」と、自分自身を見つめ直し、酒をやめ仕事に没頭し3年後自分の店を出すまでになる。
その年の大晦日、亭主は奥様に頭を下げ、献身を労う。
その時に奥さんが告白する。
「実は夢なんかじゃなかった。横領は死罪だったので役所に届けた。時効がきて落とし主が現れなかったのでその財布は返ってきた。ごめんなさい。」と。
亭主は怒ることなく感謝する。ろくでもない自分を立ち直らせてくれたその機転を。
奥様がこういう。
「それじゃやめてた酒を二人でのもうよ。乾杯しよ。」と。
亭主は喜ぶ、そして酒を口に運んだときに、はっと、我に返ってこう呟く。
「いや、よそう。また夢になるといけね〜。」
と。
特に立川談志がいい。この最後の「夢になるといけね〜」を何度も見てしまう。
今の暮らしの中、正直色々あるが楽しいとしか言いようがない。
不幸の種を探せばいくらでもあるが、銃弾も飛び交ってなければ、テロも起きていない。水もきれいだし、周りもいいやつばかりだ。飯もびっくりするほど美味いし、酒も感動するほど美味い。
課題は山積みだが仕事も、そこにあるニーズに応えられている。
「誰も私のことをわかってくれない病である」自己憐憫する隙間がない。
いつかさめる夢なのかもしれなくもない。と思える。
まあ、どう考えても泥臭い現実を生きているんだけど。
お酒を飲むときにたまに思う。
今、自分を取り巻くこの状況が、「酒明け」に霧散していたら。と。
そしたらまた作り直せば良い。
なんだかとりとめのない話になってしまった。
起も承も転も結もない。
寝酒にウイスキーでも飲んでねるか。
いや・・・よそう。夢に(略)