春の風物詩
さて、春の風物詩でもある企業合同運動会千葉リンピック・・・・・も無事終了。
来年も、みなが元気で、かつ企業も元気なら続いていくんでしょう。
さて先日、友人とお酒飲んでいてユニークとはなにかを考えさせられた。
会社の成長って往々にしてこうだ。
最初は1~2人で起業する。最初の思いはこうだ。
「自分が表現したいもの(商品・サービス)を、何ひとつ制約なく自由にアウトプットしたい。それには起業しかない」みたいな。
最初は集客~営業~商品開発~製造~経理~事務など、がむしゃらに全てをこなす。リソースも限られている。
多少、売り上げも上がるようになり、同じ方向を向いて走ってくれる人を探し、雇い始める。そして分業化が進む。それぞれのロールに合わせて人を雇いマニュアル化をしていく。
マネージメントを学び、組織化していく。
個人の才能とヴァイタリティで戦うフェーズからチーム戦に変わっていく。
1も2もなくマネージメントが大切になってくる。
が、このあたりでユニークからは遠ざかる。
ユニークであることよりも再現性(誰がやっても同じ品質)が重要になる。
そしてそれ自体は悪い事ではない。
が、ユニークな企業・・・・とは、そんな定石のプロセスとは全く違うところにあったりする。
釣り好きの社長がいて、釣り船仲間が連れてくる仲間が、億近い古民家を購入し、フルリノベする。
釣りの好きな医者が自宅を建てる。
日本酒が好きで仲の良い酒蔵に友人のアーティストを呼んで2000人集めて、そこから数件家を建ててもらう人を見つける。
そんな連なりで充分食べていける。
が、みな定石が好きだ。
マーケティングを勉強し、マネージメントを勉強し、組織化をし、「よくある成功企業」にまとまっていく。
そこで苦しむ。得手不得手は超えられないからだ。
最近とみに思うのだけれども、後付けの知識を得る事で失ってしまっている「ユニーク」はある。
企業の放つ「濃い匂い」みたいなものが薄まるというか。
酔っぱらった手前、言い放ってしまったのだが、
「もうそれでいいじゃん。徹底的に釣りやって遊んで、その繋がりから大小の仕事をもらって。‘普通の成功企業‘が踏んできた轍を踏まなくても。だって絶対に真似できないし。」
結構本音だ。これはこの人にしか出来ない。組織化なんて必要ないモデルだ。
いわゆるロールモデルなんてのはない。後から僕らは真似できない。しようがない。
競争のない世界。ザッツブルーオーシャンだ。
そんなこと言いつつも、量も質も、今日より明日・・・と考えてしまうのが、社長さんのサガなんだろうけども。
オリラジあっちゃんが言っていた「優れるな異なれ」はやっぱり名言だなと思う。
それでも、僕はチーム戦で行くって決めてるんだけれども。