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身も蓋もない

「身も蓋もない努力」という言葉は村上龍さんの言葉だけれどもいいなと思う。

 

「身も蓋もない」とは、蓋も容器もなく、中身が剥き出しという意味。

 

中身が剥き出しの努力という意味で、周りの友人などを見ると、まあ身も蓋もない努力をしている。で、それは当たり前の所作過ぎてことさら誇張することも、吹聴することもない。

 

呼吸をえばる人はいない。

 

で、先日内定式があった。

 

3度目になるけれども、挨拶は1パターンだなと。が、特にそれ以外に言う事がないのだ。

 

僕が思う「仕事が出来る人」の特徴、みたいな事をしゃべるのだけれども、あくまで”現時点”という枕詞が付いてしまうので、来年には違う事を言っているかも知れないが、ここに記しておく。

 

1:クイックレスポンス

とにかくマメにレスする人、かつ速い人は仕事が出来る。で、この情報は共有した方が良いかな~どうかな~と迷った事は必ず共有する情報を出す人。は仕事が出来る。相手を不安にさせないという一点で優秀。で、仕事が出来ない人は基本的にこの逆である事が多い。

 

 

2:緊張感

友人の経営者が多いが、一緒にお酒を飲んでいてどこか緊張する、背筋が伸びる人がいる。概ねメチャクチャ優秀。で、私は社長なんだけどもスタッフの中にも、「背筋を伸ばす感」のある人がいる。優秀である。「周りを緊張させる」というワードはネガティブワードと取られる事が多いが、仕事である以上緊張は必須だ。その人が社内に一歩入ると周りの背筋が伸びる、その場の空気が閉まる・・・という才はとても貴重だし、リーダー層になるのであれば必須項目だと思っている。弛緩した組織では5000000%良い仕事は出来ない。「組織の潤滑油に」的な話は結構笑い話に聞こえる。「組織の潤滑油」という役割は世の中にない。後付けでそう言われたことがあるって程度だ。

 

 

3:教えて君

新人、中途問わずスタッフには「教えて君」がいる。とにかく次から次へと新しい「ノウハウ・情報」を欲しがる人の事だ。多読家で一見優秀に見えるし、メモ帳を持って、上司に聴きにくるので当初「見所があるな!」と可愛がられるけれども、アドバイスしたことを実直に実践するかというと全然しない。「知識を欲しがる」のが目的化していて、その教わったことを何が何でも習得し、自らの血肉にし、その知識を「収益ベース」まで持っていく人は少ない。あらゆるダイエット本が本棚に並んでいるが本人は痩せていない状態。セミナー大好き、座学大好き、社外研修大好きなのが特徴。逆のタイプは、わずか10の知識がなくてもその10で何が何でもチームの為に貢献しようと思うタイプ。

 

 

4:数字への執着心

仕事なのに数字を意識せずに仕事をしている人がいるが、数字への執着はそのまま仕事の優劣とも言える。ある会社では、時間当たりの赤字黒字まで「スタッフ自身」へ開示している会社もあるが、言わずもがなメチャクチャ収益が良い。仕事である以上数字への意識は必要だ。数字を必要としない活動は芸術活動しかない。アートの世界だ。自分は今、チームに利益を与えている側なのか、与えられている側なのか意識しながら仕事するのは辛いが、そこから逃げない人は優秀だ。

 

 

5:社内マーケティング

チーム戦をやる以上、社内マーケティングは必要になる。当たり前だけど「この人には積極的に協力したい」と思わせた方がプロジェクトは円滑に回る。社内マーケティングが上手だな~と感心する人がたまにいるが主にこの2点。「全スタッフに同じように接する」「前後のスタッフが困らない引継ぎをする想像力がある」の2点だ。社内マーケティング下手だな~と思うのは「人によって態度を変える(のがみんなにバレているのに本人が気づいていない)」というのと「自分の仕事は楽になるが、前後の人の仕事を増やす引継ぎをしている人」というのに尽きる。僕はこれを「半径5mの人を幸せにする人は仕事が出来る理論」・・・と呼んでいる。

 

 

6:以上5点の持続

以上5点を、入社半年、1年~5年と維持できる人は優秀だ。人は環境になれると弛緩する。過去90%以上の人がどこかしらでルーズになる。毎日通うスタジオに「緊張感を持って通い続ける」のは不可能に近い。なので自分を律する必要がある。特にクイックレスポンスは年々早くなる人にあったことがない。

 

ちなみに、私は社長をやっているが以上5点の特徴を鑑みると全部赤点である。

 

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